攻略本を活用するメリットと楽しみ方
今まで投稿してきた記事からもお察しだと思われますが、私は小学生~中学生にかけてゲームとは切っても切れない生活を送ってきました。
特にドラクエやFFといったRPGの場合、攻略本の存在を思い浮かべるという人もいるでしょう。
私はゲームをプレイするときは常に攻略本を携帯し、見ながらプレイしていました。というのも私の家族がそのようにプレイしている人達ばかりだったので、自然とそのように育ちました。
しかし「初見で攻略本を見ながらプレイするなんて!」という考えの人も当然いるでしょう。それでも私は攻略本を見てプレイするスタイルを辞める気にはなれませんでした。
ということは私は攻略本を見ながらプレイすることについて、自分でも気づいていない魅力があるのではないかと考え、この記事を書くに当たって理由を分析したいと思いました。
因みに私はDQ大好きプレイヤーなのでDQに関する内容中心となっております。
今回述べることは、攻略サイトでも兼ね同様のことが言えます。攻略本・サイト否定派の人も、これを機にこういう楽しみ方をする人もいるんだなと理解してくださればと思います。
攻略本最大の強み
攻略本やサイトを見る最大のメリットは取り返しがつかない要素に気付けるということではないでしょうか。
私はこういうの気にしてしまうタイプなんですよ。「まあいいか」で済ませられず、心の中にずっとモヤモヤを抱えたままゲームをするというのは中々疲れます。
ドラクエの代表的な取り返しつかない要素はやっぱりDQ6のアモスですね。私は「嘘は方便」という言葉が凄く嫌いで、初プレイ時は何も悩まずに真実を伝えました。その後攻略サイトを見て「二度と仲間にならない」と知ったときの後悔たるや。
攻略本見る派と言っても、攻略本って意外と表現を濁して読者に伝えることが多いからたまにしか見ないと引っかかるんですよ…なので最近は本とサイトの二刀流でプレイすることが多いです。
(あ、因みにDQ7のルーメンは攻略サイト無しで町を復活させました)
取り返しがつかないとまではいかなくても、町やダンジョンとかで「本当に全部アイテム手に入れたかな…?」となってしまいます。こう思うと私って自分が思っているよりも完璧主義者なのかもしれません。
主人公の名前なども、変に後悔したくなくてどんなゲームであろうとデフォルトの状態です。
転職やスキルポイントも、結構攻略本やサイトをガッツリ見てなるべく皆が勧めている奴を選びます。これに関しては
・キャラAは強い育成をさせる
・キャラBは弱い育成をさせる(A、Bどちらも性能的には強い)
この場合に他プレイヤーと強さの認識が異なるという状態になるのを避けたいというのもあります。だって強いキャラなのに自分の育成が下手なせいで弱キャラ扱いしてしまったらキャラBが可哀想じゃないですか。
何というか、こうして見るとただ取り返しつかない要素を逃さないというだけではなく、せっかく用意されたゲーム本来の良さをしっかりと味わいたいというのが理由としてあるのだと考えました。
攻略本を見た方が良い人の特徴
攻略本やサイトを見た方が良い人の特徴としては当然挙げようと思えば複数挙げられると思いますが、個人的にパッと思いついたのは以下の3つです。
1つ目は2周目プレイをしたくない人です。
個人的な意見としては、ゲームは基本的に2周以上してなんぼです。ゲームは一周するだけでは100%全ての魅力を堪能することは不可能だと考えています。ストーリーに関しても2周目だからこそ冷静に見ることができ、思わぬ描写に気付けたりしますし。
とはいえ皆様、日々忙しい日々を過ごしていると思われます。隙間時間でコツコツ進めて1周がやっとという人も当然いるでしょう。特に最近のゲームは長いですし。
私も当たり前ながら小学生の頃よりずっと忙しく、ゲームする時間を中々作れません。確かに今でも2周目プレイはしますが、1周目からかなり年月が経ってしまう故に肝心なことを覚えていないこともしばしば。
そういった人は、やはり1周目で少しでも後悔のないプレイをしてほしいと思います。下手なキャラ育成をして失敗するリスクは減りますし、自分のミスにも気づきやすくなりますし。
ストーリーやキャラに関しても1周しかプレイしない場合、人によっては「あれ、こいつ誰だっけ」といったことになる可能性があります。プレイする前にある程度予習しておくという使い方も有効です。
特にFFはその世界特有の造語がよく出てきます。私もゲームで出てきた内容をそんなにすぐ理解できる頭ではないので、アルティマニアの存在には助けられました。物語の時系列なんかも記載されていて凄く頼りになりました。
2つ目はつまらないゲームをプレイするのが嫌な人です。
攻略本を見ることでざっくりとですがどのようなゲームシステムを採用しているのか、ストーリーの長さはどのくらいか、どんなキャラクターがいるのかといった情報を得ることができます。
事前情報を何も仕入れなかった場合、
・「仲間キャラクターが思っていたよりも微妙だった…」
・「思ったよりもストーリーが短くて拍子抜けした」
・「ゲームシステムが自分の好みじゃなかった」
といった出来事について、プレイ中に遭遇する可能性があります。攻略本を読んでおけば心の準備があらかじめできるため、心の底から「このゲームつまらねえ!」となることはそれほどないでしょう。
事前情報なしで実際にゲームした方が面白いという意見も分かりますが、そのゲームに凄くハマるかつまらないと感じるかが分かれやすく、ハイリスクハイリターンだと考えています。
そのため良くも悪くも失敗したくない、保守的なプレイヤーは攻略本を見ると良いでしょう。
3つ目はストーリー・結末を重視する人です。
人によっては「ストーリーは気になるけれど、ゲームはあまり得意じゃない」「遊ぶ時くらいはあまり頭を使わないで遊びたい」といった人もいます。
そういった人は攻略本やサイトを見つつプレイすることをオススメします。せっかくゲームという娯楽にお金を払っているのですから、嫌な思いを抱えてプレイしてほしくはないです。
それに苦労した思い出ばかり残って肝心のストーリー要素をしっかりと楽しめなかったり印象に残らなかった、なんてことになったら制作者側も複雑な気持ちでしょうし。
攻略本を見るとつまらなくならないか問題
攻略本を見ない派の大方の意見としては「ゲームが面白くなくなる」「本当にそれで楽しいの?」といったところでしょう。
ですが、私は攻略本を見てプレイしてもゲームは問題なく楽しくプレイできると感じています。
どんなに攻略本やサイトでヒントや方法を得ようと、最終的にキャラを育成したりモンスターを倒すのは自分自身です。
なのでちゃんと達成感はありますし、私も楽しくプレイしています。少なくとも大抵の人はゲーム実況動画を見て済ますよりは攻略本を見てでも自分でプレイした方が楽しく感じるでしょう。
(ゲーム実況を見ることも別に悪いことではありません。詳細については以前書いた記事も是非ご覧になってください。→ゲームを買わずに実況動画で満足することについて – ルルアリーのお気楽ブログ (mypaselife.com))
ダンジョンの探索についても、自分で道を探す楽しみを味わいたいのであれば途中から攻略本を見るようにするなど工夫をすれば良いだけの話であり。あるいは宝箱をちゃんと入手しているかどうかだけ確認するとかね。
あともう一つ、本やサイトを見る上でどうしても気になるのはネタバレ及び匂わせです。ネタバレは非常に敏感な人が多いですが、私は今までのプレイを振り返ってみても結構ネタバレ情報を知ってからプレイすることも多かったです。
何ならネタバレ自分から調べてみて「面白そう!」と興味を持つこともありました。ネタバレ情報って結論だけ書いてあって過程が省かれていることも多いですし。その過程を楽しむようにプレイしていくと面白いと思います。
というか日常的にネットを使う現在、ネタバレを完全に避けるのは最早難しいです。そのためネタバレ嫌い派が情報を噂にしてしまっても、ある程度気にしないようにする耐性は付けた方が良いのでは?というのが私の意見です。
ネタバレに関してはあらかじめ知っていてもどのようにその展開が来るのかを予想したり、「本当にそのような信じられない展開になるのか?」と疑いの目を向けながらプレイしたりとそれはそれで結構面白いものなんですよ。
DQ11で言うとあのキャラが死亡するとかね。いざ自分の手でプレイすると崩壊後のシナリオが素晴らしい物ばかりで、キャラの見せ場や成長もたっぷり満喫した後であの衝撃的事実が判明するので「どうりで本作は評判が良いわけだ…」と1人で感心しましたもん。
ネタバレ厳禁派には到底信じられないでしょうが、こういう楽しみ方をしている人もいるということを理解していただければと思います。
攻略本の欠点について
攻略本には基本的に全肯定、と言いたいところですが私が考える攻略本の欠点が2箇所あります。
1つ目はアプデするゲームに弱いというところです。
今まで私はアプデと無縁なゲームばかりプレイしてきた古い人間だったので気にしてこなかったのですが、オンラインゲームであるドラクエ10をプレイしたときにこの欠点を強く実感しました。
どんどん増えるクエスト、職業、変化し続けるシステムにゲームバランスなどなど。途中から殆ど攻略本を見ないでネット中心のプレイスタイルになっていきました。
スマホゲームに関してもアプデ・追加要素が当たり前の世界です。こういったゲームをプレイする場合は攻略本を買う必要性は低く、サイトを中心に見た方が良いでしょう。
2つ目は攻略動画の存在です。
攻略サイトはさることながら、ゲームによってはYoutubeなどに攻略動画が挙がっています。操作性が肝となるアクションゲームやぷよぷよなどのパズルゲームなどの場合、どんなに分かりやすい説明文よりも動画の方が参考になるケースは多いです。
理由は言うまでも無く、静止画より断然分かりやすいからです。それが上述した「アプデするゲーム」である場合、なおさら動画で情報収集するのが1番早いです。
プレイヤーが多いゲームの場合、1日も経たないうちにプレイ動画が出回ります。何だか凄い世の中ですね…
最近コンシューマーゲームよりもスマホゲームの方が流行っていることを踏まえると攻略本が昔ほど売れなくなってきているのも「まあそうだよな」と思ってしまうところはありますね。
サイトにはない、攻略本だけの魅力
ここで「攻略サイトだけでは味わえない、攻略本でのみ堪能できる楽しさ」について語りたいと思います。
1.凝縮されていない情報
攻略サイトの場合、基本的にプレイヤーが欲しいと思われる要素を凝縮して分かりやすく掲載されています。
勿論それは全く悪いことではありません。プレイヤーのニーズに的確に応じることができるのはプレイ時に困った際すぐ頼ることができます。
攻略本は正直攻略サイトよりは欲しい内容が見つけにくく、内容によっては明確な”答え”が載っているとも限らないです。
ですが裏を返せば自分なりに探している内容はどこにあるのか本をめくってみたり、攻略本のヒントを頼りに自分なりに考えてみたりと自分で考えてみる面白さがあると考えています。
攻略本は所謂補助輪に近いのかな、と思います。
2.画像やキャラ・世界観の説明などが豊富
個人的に本の1番の魅力はこれ!ゲーム画面や装備品、町のイラストなどが沢山載っているので見ていて楽しいです。また、キャラクターの紹介文やそれぞれの町の説明文などもゲームの世界観にどっぷりと浸かれます。
以前私のブログでも書いたことなのですが(小学生はゲームをどのくらいやってもいいのか – ルルアリーのお気楽ブログ (mypaselife.com))、ゲームは現実では体験できない世界観に強く入り込める最高のエンタメです。
そのゲームの世界観に更に入り込むことができるツールとして特に強力なのが攻略本という訳です。
そのゲーム未プレイの人がパラパラとページをめくってみて「面白そう」と感じてプレイしてみる、という流れも攻略サイトより攻略本の方が発生しやすいです。
3.読んでいるだけで面白い
上記の1と2を踏まえ、攻略本って「読んでいるだけで面白い」というのが魅力だと思います。実際、私はプレイしていない時間は攻略本を読むということが結構ありました。
自分がゲームで今進んでいるところよりも少し先の方を読んでみたりして「へ~こういう所を訪れるんだ」みたいな感じで先が気になったり、装備品やモンスターの一覧を図鑑でも見るような感じでパラパラと眺めてみたり。
ゲームによっては少しユーモアある文章が記載されている箇所があったりするため、同じゲームにおける攻略本ごとの特色を探してみるというのも面白いですね。
そのおかげでブックオフに何時間籠もることか…w
また、レトロゲームやマイナーゲームの場合だと攻略サイトがロクになかったり、あったとしても正確性に欠けていたりするのでそういう時も攻略本の出番ですね。
まとめ
攻略本を見る派である私が考える攻略本を読む面白さ、サイトにはない魅力、ネタバレを気にしない理由などを述べていきました。
ネタバレ気にしない理論に関しては人によって意見が分かれるところもあると思いますが、ネタバレが話題になるゲームはそれだけそのゲームの演出や展開が良いということでもあります。そう考えれば少しは前向きに捉えられるのではないでしょうか?
攻略本は「ゲームを進めるための助っ人」としての要素の他に「ゲームのことをもっとよく知りたい!」という思いのために読んでいるんだなと再認識できました。
攻略サイトや動画と決定的に違うのは「手元に残せる」という点ですよね。思えば本やDVDもレンタルが嫌いなのでそれを思うと攻略本派なのも納得です。ある意味ファンアイテム、アルバム的立ち位置なんですよね。
読みまくってボロボロになった攻略本を見ると「ああ、沢山読んだなあ…」としみじみした感覚になれますよ。攻略本に興味がなかった方々も思い出作りに購入してみてはいかがでしょうか?