
ぷよぷよ7以降のお気に入りキャラクター
大分間が空いてしまいましたが、以前投稿したぷよぷよシリーズお気に入りキャラクター解説記事の第3弾となります。
ぷよぷよ7以降もりんご達をはじめ、ぷよテト、クロニクルで初登場となったキャラなど何だかんだ増えてきましたね。
これだけキャラがいるにも関わらずまだまだ個性的なキャラを作れるのだから凄いですよね。
私の好きなキャラクターを何人か述べていきたいと思います!
りんご
ぷよぷよ7における主人公です。20thやぷよテトなど以降の作品でも主役としてのウェイトはかなり大きく、ここ数年のぷよぷよシリーズを象徴するキャラクターの一人と言えるでしょう。
ぷよぷよシリーズにおける3A(アルル、アミティ、あんどうりんご)は三者三様の魅力があるので安直に誰が好き!とは決められないのですが、最も唯一無二のキャラクター性を持っているなと感じるのがりんごです。
「主人公=元気いっぱいな女の子」のイメージを払拭する、比較的冷静なぷよ勝負時の台詞や漫才デモでの理性的な発言が印象的。
以前も書いたことですが、レムレスのことをあそこまできっぱり怪しいと言ったりお菓子を即拒否するといったドライさが好き。
特にシェゾに対し「魔力を追い回す行動自体が変態」と言い張ったのは他キャラにできないツッコミだなと。シェゾ本人もぐうの音も出ない感じになっていましたしw
とはいったものの彼女、まあまあ壊れます(笑)。とりわけユウレイとの絡みはビビりすぎていて笑う。よく考えたら勝負時も「にゃはははは~」とか「ひゃっほーう!」とか言っているからそんなに冷静でもないw
「頭が良いが故の変人」ってまさに彼女のことを指すんだろうなと感じています。発言というか台詞回しの癖が凄まじく強い。ゲームキャラにもかかわらず展開、お約束と言ったあたかもプレイヤー視点のような発言も度々見受けられ、かと思ったら急に歌い出したりハイテンションになったり。
細山田P的にはツッコミポジ・常識人枠とのことで、まあ間違ってはいないと思いますが、ぶっちゃけりんごって誰よりもとち狂ったキャラのような気が…
祖母の形見のりんごと言った後に「おばあちゃん生きているけど」と平然とした顔で言う辺りもどこかおかしい。
あと特徴としてとにかく変な名前で呼ぶということが挙げられます。私の一推しは「たまねぎさぶろう」。何でさぶろうなんでしょうね?w
まぐろも一見冷静に見えてかなり変な奴ですし、この2人が意気投合するのは何か分かります。
私自身が理系なので理系キャラなのもシンパシーを感じて好きです。サイン、コサイン、タンジェントが実際に高校数学で出てきたときに思わずにやりとしたのは私だけではないと信じたい。
このように結構独特なキャラなのでりんごを演じるのって難しそうだなと思っているのですが声優・今井さんは上手いこと落ち着いた感じと女子学生らしさをしっかり表現できていて良いなと思います。
ただ最近りんごメインの作品が多くてプレイヤーからやや煙たがれている感は否めません。ぷよテトもクロニクルもほぼほぼメインだったしね…
でも個人的には他キャラでは真似できないような台詞回しやツッコミが印象的なりんごはかなり良いキャラクターをしていると思いますね。このままぷよぷよシリーズをより一層盛り上げてほしいです。
まぐろ
りんごの幼馴染み、ARSで言うところのSポジ。完璧超人ぶりに人によってはやや嫌われ気味な気がするまぐろですが、スペックの高さとは裏腹に嫌味っぽさがないので私は好きですね。普通にめちゃめちゃ良い奴です。
スポーツ、料理、ゲーム等々趣味・特技が多いのでお話したらきっと楽しいだろうなあって意味で友達になりたいキャラです。
20thでりすくませんぱいに対してゲーム愛をひたすら語るデモめっちゃ好き。私もりすくまと同じくらいのタイミングで「いつまで話しているねん!」って感じになりましたw
設定が盛り盛りになったのは20thからですが、7時点でもあのちょっとチャラい感じの口調とか割と気に入っていたので別に多趣味だから好きなキャラという訳ではないと思います。
ノリも軽いしスポーツ好きゲーム好きとかの設定含めイケイケな現代っ子的なノリで作られたキャラなのでしょうね。
20th以降は夏服になったことで爽やかさが出ていて良いですね。素顔は分からないにも関わらず剣玉を華麗に扱う姿も相まって何となくかっこよく見えてしまうという中々の良ビジュアル。
ただ「素顔を見ると皆メロメロになる」という設定はちょっとやり過ぎな感は否めませんね。典型的な雰囲気イケメン系だと思っていたので、これで本当にシェゾやサタンといった他のイケメン連中よりもかっこいいのか…?と疑問を抱いてしまいます。
クロニクルでカーバンクルにも美形ビームは効いていましたしね。強キャラのイメージが強いカーバンクルにすら効くとかマジでまぐろの素顔イケメン設定何…?
りんごとまぐろに関しては最早幼馴染みというより一緒にいて安心する夫婦みたいな関係ですね。しかもお互い微妙にヘンテコだから余計意気投合するというのが面白い。
ヘンテコなだけでなく2人とも常識人・ツッコミポジとしてもポテンシャル優秀というのがキャラ設定の塩梅の絶妙さが際立っていて惹かれます。
というかまぐろに関してはぷよぷよシリーズにおける男キャラの中だと1番まともなまである。シェゾとかサタンとかレムレスとか残念なイケメンキャラを散々見てきた後だと新鮮です。
まぐろ自身も(主に美形ビームのせいで)周りを巻き込みますが、男キャラでは珍しい苦労人ポジなのでそういうポジが好きな人には刺さりそう。私こういうまともないい人故に不憫な目に遭う人好きなんだよなあ。
ぷよぷよ7キャラは地球出身ということもあり、絶妙に他ゲームでは見かけなさそうなキャラを作ってくるなあと感心してしまいます。
ティ
ぷよぷよテトリスシリーズにおけるテトリス側の主人公格。銀髪キャラに弱すぎる私は案の定ティを好きになってしまいました。
初めてイラスト見たとき「ああこれ絶対ドラクエのテリーみたいな無口無愛想系だあ」とか思っていたのですが全然そんなことなくて、何なら笑顔な場面も結構あって、ぷよぷよシリーズでこういうキャラ珍しいなあという意外性も相まって興味を持ち始めたのも早かったです。
声優が女性の方なのは結構意外でしたね。普通に男らしい話し方なので。シェゾにも言えますけど、イケボにありがちな低音ボイスにしないで程良い低さなのが私好みです。
先ほどまぐろが男キャラで1番まともと言いましたが、ぷよテトも含めて良いならばティがぶっちぎりで1番まともだと思います。シリーズにおいてここまで常識人なキャラは女キャラ含めても珍しいです。
テト号の人達は曲者ばかりですからねえ。ティはさぞ苦労しているでしょうね。
セガになってからのぷよぷよシリーズでは割と貴重な男性主人公です。私はシェゾとかシグとか男キャラが主役を張る話が結構好きなので、3Aに依存しがちなセガシリーズに新たな風を吹かせたという意味で好印象です。
ぷよテトにおけるりんごとティの別れの場面があまりにしんみりしていて、まぐろ以外の男キャラを軒並み雑に扱いがちなりんごが珍しく真剣になっている…!と感じました(どういう方面の驚き方だよ)
これはりんご×ティのカップリングを推したくなりますね。実際まぐろとティって常識的だけど微妙に苦労性っぽいところが似ています。りんごはああいう男が好きなんですねえ…

ジェイ&エル
ぷよテトシリーズで登場する双子キャラ。ぷよぷよシリーズで双子キャラと言えばユウちゃん&レイ君を連想します。組ぷよパターンも同じです。
個人的にはユウレイよりもこいつらの方が好きだったりします。無口なレイ君がいるあちらとは違い、この2人はどっちも騒がしいのでとにかくうるさい。ぷよ勝負時の台詞も9割以上ユウちゃんが喋っているのに対し、ジェイ&エルは2人一緒に喋るのが凄く可愛いです。
こういう2人一緒に喋る連鎖ボイスというのが珍しくて印象的だったので、ぷよ勝負時もよく使っていました。
特に「きゃはははは!」って笑い声マジで楽しそうで良い。敗北台詞も好きですね。お互いのせいにするのがガキだなあって感じで微笑ましくなります。
男とも女とも取れそうな中性的なビジュアルも魅力です。性別は明言こそされていませんがジェイが男、エルが女でほぼ決まりでしょう。見た目、声、その他要素からして。
個人的に見た目はエルの方が好き。いつも楽しそうな表情をしていて可愛らしさ増しています。声はジェイの方が好きかなあ。声替わりはギリギリしたかなって感じのショタボイスみがあります。
美幸キャスリーンさん、声優初挑戦とは思えないくらいキャラにぴったり合った声質と演じ分けをしてくださって凄いです!
ただジェイ&エル、ストーリーでは正直あまり存在感ないですよね。特にぷよテト1では中盤以降一言二言だけみたいな申し分程度の出番を与えられるレベルの空気さです。ゼットも微妙だけどエスのパパという濃い設定付いているから…
第一いたずらばかりするトラブルメーカーなのに何でテト号に乗っているのだか…
ん?いたずら好きな2人組ってディズニーでも既視感がありますね…あのリスも私大好きですし、さてはこういうキャラが好きなのか、今気付いた。
15thや20thみたいに1人1人主役の話が設けられたらジェイ&エルが主役の話を思う存分堪能したいです!きっとドラコやすけとうだらみたいにわちゃわちゃした話になりそうで楽しそう。
スクエアス
ぷよぷよテトリス2のラスボスです。ちょっと中二病っぽさ否めない容姿ではありますが、久々にちゃんとかっこいい風貌のラスボスキャラが登場してくれて嬉しかったですね。特に髪長いときのビジュ好き。
エックスはエスの本当のおとんだし声質的にもおじさん年齢だろうし、ラフィソルはドッペルアルルやあやしいクルークらと比べると色合いのせいかイマイチかっこよく見えなかったんですよね。
性格的にもサタンやエコロといったしょうもない連中らに比べるとネタキャラっぽさはあまりないです。まあ世界の消滅を企んでいる時点でネタキャラも何もって感じですけどね。
(むしろギャルにモテモテになるために太陽を大きくする人と比較すること自体失礼な話ですw)
この記事を書いていて思ったのですが、ぷよぷよシリーズの男キャラって何かと残念なキャラになるのがデフォルトだったのに7以降は徐々にその法則性が破れつつありますね。残念キャラが苦手という人には結構良いかも?
シリアス系ラスボスのラフィソルと比較してみてもスクエアスは掘り下げが結構丁寧にされていて良かったなあと。EXステージの存在が大きいですね。
最後には自分が悪いことをしていたと気付いて反省していたので今後登場する機会があったらどのようなキャラになっているのか楽しみです。あのエコロですら何だかんだ味方ポジっぽくなりつつありますし、スクエアスも気になる所。
スクエアスは1作しか登場していないし、私もぷよテト2は軽くしかストーリーを確認していないのであまり詳しいことは書けないのですがこれを機にまたぷよテト2に触れようかなあという気持ちになりました。
まとめ
ぷよぷよ7やぷよぷよテトリスなど、最近の作品から登場したキャラクターの中でお気に入りキャラや解説したいキャラを紹介しました。
魔法が存在する世界がメインだった今までとは異なる、現代要素やSFチックな世界観などより多種多様な描写やキャラ設定が印象的ですね。
それもあってか今までいそうでいなかった系統のキャラクターが多いと思いました。よくも次から次へとキャラを作れるなと。
ただ長い歴史がある魔導キャラやフィーバー2でゴリゴリに掘り下げられたフィーバーキャラと比較してしまうと、どうしても薄く感じてしまうのは仕方ないのかな。
りんごという面白主人公を生み出した功績は大きいですが、やっぱり久々にがっつりアルルやアミティがメインを張る話も見たいなあ。
とかいいつつまた新キャラが登場したらそのキャラが好きになってしまうんだろうな。ぷよぷよを久しぶりにプレイするという方には魔導キャラもフィーバーキャラも7キャラも満遍なく楽しめる20thやクロニクルやぷよテトなどを是非プレイしてみてください!