ディズニープリンセスの人気キャラ分析

ディズニープリンセスの人気キャラ分析

女性ならば誰もが一度はディズニープリンセスに触れる機会があるのではないでしょうか。

私は昔も今もプリンセスは好きですが、子供の頃は殆ど見た目の好みで決めていたのに対し今は性格込みで考えたりとプリンセスに対する感情は段々変化してきたと感じています。

個人的にベルやジャスミンが好きなのですが、子供の頃はその辺りはそんなに好きではなかった記憶があります。シンデレラ、オーロラ辺りが好きだったような。

それもあってディズニープリンセスは誰が人気で、どういったキャラだと人気になりやすいのかを分析してみたいと考えました。

皆様も是非好きなプリンセスを想像しながらご覧になってみてはいかがでしょうか。

まず世間的に誰が人気なの?

ネットにおける好きだという声の多さや好きなプリンセスランキング、パークにおけるグッズを持ち歩いている人の多さなど総合的に加味してみた結果、ざっくり以下のようなランク付けになると考えました。

・プリンセスの人気ツートップ→ベル、ラプンツェル

・かなり人気→シンデレラ、アリエル、ジャスミン、エルサ

・普通→白雪姫、オーロラ、アナ

・微妙→その他プリンセス(ムーラン、モアナなど名前が挙がらなかった人達)

異論もあるかと思いますが、そこまでずれてはないと思います。

以上の背景を前提として、今回は話を進めていきます!

ラプンツェルの根強い人気

1番人気のプリンセスというと、個人的にラプンツェルだと思います。プリンセスに限らない全ディズニー人気キャラランキングとかでも、ベスト10入りしている光景をよく見かけます。

これに関しては私も納得です。というのもラプンツェルって人気が出そうな要素や視聴者からの需要などが全て上手いこと噛み合っているんですよ。他のプリンセスを見渡してみてもここまで好条件なキャラは稀です。

以下、人気な要素や理由を述べていきます。

1.元気で行動的

ディズニーに限らない話として、元気で明るいヒロインと静かで大人しいヒロインだとどちらか言うと前者の方が人気が出やすい傾向にあります。

当然例外はあります。しかし特に幼稚園児~小学生低学年くらいの場合、明るいキャラの方が笑顔が似合う可愛らしいキャラなので好きになりやすいです。クールビューティーなキャラを好きになるのって少なくとも小学生高学年以降ではないでしょうか。

ディズニーって当然小さいお子さんからの人気も大きいですから、そういう意味でもラプンツェルは人気面で”強い”と思います。

2.見た目が良い

こういう話をするときにあまり顔や見た目を話題にしてはいけないような気もしますが、ラプンツェルって可愛いですよね。

長い金髪に大きな目と万人受けする王道の見た目ですし。髪の長さというのも(彼女の場合は長すぎるというのは置いておいて)、女性の憧れ的な意味で人気の要因だと思います。

ドレスも女児が好きになりやすい色であるピンクを用いたものですし、花を飾っているのも素敵です。

3.作品人気及び知名度

「好きなディズニー作品」でも割と名前が挙がりやすい塔の上のラプンツェル。美女と野獣、アラジン、アナ雪あたりも人気でありこういうのを見ると作品人気って大切だなと思います。

実際、ディズニー作品で白雪姫や眠れる森の美女が好き!っていう人ってあまり見ない気がしませんか。

特に塔の上のラプンツェルやアナ雪は金曜ロードショーなどでよく地上波放送されていますし、パークでもパレードによく出ていますし。必然的に認知度が高くなりやすいので人気も出るという、まあ当然と言えば当然のことです。

割と昔の作品にも関わらずシンデレラが現在も割と人気なのは実写化されたり、パークにお城があったりとディズニーに詳しくない人でも知る機会が多いからというのは大きいと思います。

メリダやモアナ、ポカホンタス辺りがイマイチ人気がないのもそもそもディズニー側が推していないことが理由として大きいですが、彼女らはランドの40周年パレードに出ているし、モアナに至ってはシーのビリーヴにも出ているのでもしかしたら今後人気出る可能性はあるかも…?

4.昔の作品と今の作品のいいとこ取り

ディズニープリンセスの記事を見ているとジェンダー論の変化について語っている物が多く見受けられます。

1で述べた「元気で行動的」というのは初期のプリンセスにはあまり見られない特徴であり、そういう意味ではざっくり「昔の作品のプリンセスより今の作品のプリンセスの方が人気」と言えます。

ただ必ずしも現代のプリンセスの方が人気かというと当然そうでもありません。ティアナやメリダ、モアナがイマイチ人気が出ないのは「姫っぽくない見た目」なのもそうですが、「恋愛要素が弱い or ない」ことも大きいのではないかと。

ムーランやメリダに関してはかなり戦闘色が強いキャラであることも、お姫様感を薄くしています。

プリンセス作品の映画の視聴者ってターゲット的には女性が多いはずです。そうなるとどのような素敵な男性キャラ(要するにプリンス)が出てくるのかというのは結構気になるポイントでして。

実際、ラプンツェルのお相手であるフリンライダーはディズニーのプリンスキャラの中でもトップクラスに人気ですし、フリンとの恋愛要素に心惹かれるラプンツェル好きは多いと思います。

「ファンタジーらしいお姫様の風貌と恋愛要素」という観点では昔の作品、「元気で明るい性格、自分で考えて自分からアクションを起こす行動力」という観点では今の作品に近いラプンツェル。だから昔の作品好きにも今の作品好きにも好かれやすいのだと考えています。

人気が出やすいプリンセスの性格とは

先ほど「元気で明るい性格のプリンセスが人気」という話はしましたが、必ずしもそういうわけではありません。

ラプンツェルに匹敵する人気があるベルは、暗いとまでは言わなくともどちらかと言えば落ち着いたタイプのキャラです。読書が好きという設定的にも。

ベルは数多くいるプリンセスの中でも特に性格面で人気になっている印象が強いですね。男性を中身で判断する冷静さや野獣に対する母性ある優しさなど中々他で見られないタイプのヒロインですね。私としてもベルは我が道を突っ走っている感じが結構好きです。

それを思うと性格面で人気になりやすいのは元気かどうかではなくて親近感ではないかなと思います。

アリエルやジャスミン、ラプンツェルはいずれも「自分の育ってきた環境から抜けてみたい」という観点が視聴者的にも親近感が沸きやすいですし、シンデレラは辛い環境からの出世というストーリーに夢を感じます。

それを思うと作品人気に踏まえて元気で可愛らしいキャラであるアナがアリエルやラプンツェルほど人気が無いのも割と納得なんですよね。

アナってちょっとわがままじゃないですか。何よりハンスと出会ったばかりですぐ結婚しようとする騙されやすさ。世間的に人気なベルとは割と対になっているような節があります。

それもあってアナ雪を視聴している人って大体の人がアナよりもエルサに感情移入している傾向にあります。境遇に同情しやすいですし。通りでエルサの方が人気な訳です。

見た目のアドバンテージ

皆さん、特に小さい子供の場合はドレスの好き嫌いで好きなプリンセスを決めるというケースがありそうですが、人気面において案外ドレスは重要な要素ではないと考えています。

アリエルは人魚、ジャスミンはパンツスタイルとどちらもプリンセスとしては異端な姿ですが人気は高いです。むしろプリンセス=ドレス姿という認識にマンネリを感じている視聴者から支持されているのではとすら感じます。

それにドレスという観点で見るならば、ラプンツェルと同じく女児に人気の色であるピンクを用いたドレスであるオーロラはもっと人気が出るはず。ですがまあまあレベルの人気ということで、視聴者はそこまでドレスは気にしていないのではないでしょうか。

オーロラって見た目人気がかなり高い印象があります。実際あのカールがかかった長い金髪も相まって、1番王道のお姫様感ある風貌ですよね。

ただそのせいで余計近寄りがたいプリンセス感が出てしまっていますが…あまり美人にしても上述した”親近感”が欠けてしまうので人気面という意味では厳しくなってしまいます。この塩梅が難しい。

そして人気が低いプリンセスにほぼ確実に当てはまっているのはヨーロッパ出身じゃないということですね。

やっぱり皆さん姫というとゲームとかでもお馴染みのいかにもなお姫様を連想するのでしょう。それに対しポカホンタスやムーラン、モアナみたいな見た目の人ってぶっちゃけそこら辺にいそうだし。

ティアナは顔に関しては割と可愛いと思いますが、褐色の肌であるジャスミンと違って思いっきり黒人なので好き嫌いが分かれるのも頷けます。何より作中だとほぼずっとカエルだし。

メリダはヨーロッパ出身ではあるけれど、あの無造作感全開のもじゃもじゃヘアがお姫様とはにわかに信じがたいって感じです。まあおもちゃや魚や車を主役にするようなピクサーが考えた姫という時点でお察しですね。

こうしてみると人気が出ないプリンセスって見た目に何かしら難点を抱えているなと感じます。それを踏まえるとジャスミンは非ヨーロッパですが上手いこと万人受けする容姿を考えられたなと思います。

結局、程良い女性らしさと現代らしさがあると強い

性格や見た目から人気が出やすいプリンセスを自分なりに分析しましたが、ラプンツェルに限らずとも「昔の作品」と「現代の作品」の良いところを兼ね備えたキャラが人気面では強いと感じました。

いわゆる”第二黄金期”と呼ばれる時期のプリンセスのアリエルベルジャスミンです。3人とも

・自分の意思がハッキリしていて視聴者が共感しやすい

・自分から行動する姿勢が目立つ(昔の作品は小動物や妖精などに助けられるシーンが多く全体的に非現実的なため、応援しづらい)

・近年の作品のように恋愛に興味なかったり戦闘色が強い訳でもなく、素敵な男性に憧れたり女性らしい聡明さが見られる面もある。”強い女性”に興味を抱きにくい女性・子供などでも好感を持ちやすい

・王子キャラがいずれも個性的かつ人気が出そうなキャラ付けで、組み合わせの良さでよりプリンセスの魅力を引き立てる(白雪姫やシンデレラの王子はぶっちゃけほぼポッと出)

・アジア出身プリンセスのような地味な容姿ではない、お姫様らしい見た目(かといってオーロラのように高貴さ全開という訳でもなく、パンツスタイルなど程良く親しみを持てる雰囲気)

・3作品とも実写映画があったり劇団四季で上演されていたりと作品自体が人気。パークでもマーメイドラグーンやアラビアンコースト、美女と野獣エリアの存在など総じて好待遇

といった点が人気が出る要因として共通しています。ラプンツェルが人気な理由と述べた点と共通している内容も多く、これで大体人気プリンセスの法則は分かってきたなと感じました。

あとはシンデレラ(妖精や小動物に助けられるシーンが多い、王子の印象が薄い)やエルサ(オーロラと並び高貴で近寄りがたい雰囲気、王子キャラがいない)が人気の理由についてを考えます。

先ほど「ドレスのデザインはそこまで人気面に影響しない」と書きましたが、この2人に関しては何だかんだドレスの影響が大きそうだなあと感じます。2人とも光沢あるドレスだし、子供・大人共に好きになりやすい水色なのが強い。

そして義母に仕事を押しつけられながらも自分なりの主張を持って舞踏会に参加するシンデレラや特別な能力故に悩みながらも自分なりの生き方を見つけるエルサは応援したくなるというか、共感しやすい。

その他、+αの要素(ガラスの靴やカボチャの馬車などディズニーに詳しくなくても知っている単語の数々、ディズニー屈指の有名曲Let it Goの存在など)が加わって人気なんじゃないかなと思います。

まとめ

ディズニープリンセスで誰が人気なのか、人気な理由などを個人的な意見・偏見をバリバリに詰め込んで解説しました。

個人的に1番人気と考えているラプンツェルの人気理由を考えてみたら、他のプリンセスの人気理由にも割と自然と結びつきましたね。やはり法則性があるように感じました。

因みに私が好きなプリンセスは冒頭でも述べましたが、ベルとジャスミンです。大人っぽい雰囲気のキャラが好きになりやすいというのもありますが、自分なりの考えを強く持ちつつも冷静で頭がキレる面もあるので憧れます💕

ただ現在ディズニープリンセスはどうしても待遇の善し悪しに格差があるように感じます。白雪姫やオーロラといったクラシック作品のプリンセスや日本で知名度が低い作品のプリンセスにも今後人気が出るような機会があると良いですね。

今回の記事は小さい女の子をお持ちの親御さんも参考にしていただけると嬉しいです。

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