ゲームを買わずに実況動画で満足することについて
今では「ゲーム実況」という言葉はすっかりメジャーな物となりましたが、皆さんは実況動画というものを見たことがありますか?
今回の記事では実況動画を見ていない人、見ている人が疑問に感じやすいと思われる以下のことについてどうなのかを私なりの考えを踏まえてまとめていきたいと思います。
1.実況動画を見ていない人
「ゲームをプレイせずに見るのは本当に楽しいのか」「お金を払わずに実況動画で満足するってゲーム会社に貢献できていないのでは?」
2.実況動画を見ている人
「ゲーム実況を見ていると世間に知られるのが恥ずかしい」「そのゲームをプレイしていないのに内容だけ知っていたらエアプとバカにされないか?」
この辺りを踏まえながら書いていきたいと思います!
目次
私のゲームプレイと実況視聴の歴史について
まずは参考として私のゲームに触れてきた体験談から述べていきたいと思います。
空いた時間は殆どゲームに費やしていた小中学生時代
私は小学生の頃、ゲームが大好きでした。まだスマホを持っていなかった事もありネットを見る頻度も今より低かったです。
そして私はゲームをプレイするだけでなく、家族がプレイしているのを見るのも大好きでした。元から好きだったとはいえ、私のゲーム好きに火が付いたのは確実にこの影響が大きいです。特に小学3~4年生の頃は家族がプレイしている様子を見る時間を毎日1~2時間ほど確保していました。
今思うと、現在におけるゲーム実況動画好きの片鱗はこの頃から表れていたと言えますね。
また、ネットを見る頻度が低かったと表記しましたがパソコンからインターネットを見ることが好きだったのでYoutubeでゲーム動画を見ることもありました。
ゲーム実況という言葉は確かにマイナーでしたが、それでも私の知っているゲームの場合だとリアクションを見たい、という感じで色々視聴していましたね。あと実況の入っていないただのプレイ動画を見ることも好きでした。
この頃見ていたのは私の知っているゲームが殆どでしたが、そこから派生して見たことのないゲームの動画を見ることもありました。例えばぷよぷよの作品は昔の頃の物は持っていないのでその頃の作品のストーリーを見たり、ぷよぷよから魔導物語の存在を知ってどんなゲームなのかを見たりしていました。
いつの間にかゲームを殆どプレイしなくなった高校生時代
ただし私は中学3年の受験を控える時期くらいから段々ゲームをプレイしなくなりました。プレイしなくなった理由は自分でもよく分かりません…
ただし理由として考えられるのは、
1.単純にプレイするのが飽きてきた(基本的に同じゲームを何周もするタイプなので)
2.ゲーム立ち上げる→プレイする→切りの良いところまでやりたい、となるので時間がかかる
3.スマホを持ち始めたのでネットを見ることに今まで以上にハマった
4.塾の頻度の上昇、勉強量の増加などにより自由時間が減った
あたりが原因だと思います。
長期休みの際はまとめてプレイする時間が取れるので、結構プレイすることが多かったですけどね。
実況動画も以前より見るようになりました。特にFFシリーズとかだと詳しく知らない作品が色々あったので、
スマホで作品やキャラなどを調べる→ちょっと気になるシーンとかを実況動画などで見る
みたいなことも増えました。但しこの頃もやはり知っているゲーム中心で見ていましたね。
実況動画に本格的にハマり始めた現在
私は小学生の頃、Wii Partyでよく遊んでいたことを思い出して、何かYoutubeに無いかなと探した結果、Wii Partyをたくさんプレイしているグループを見つけてしばらくハマっていました。そのグループは実況者の中でも知名度の高いTOP4です(正確にはグループではないらしいですが)。
そしたらその後、おすすめにTOP4の動画が良く出るようになって、
ちょっと気になるし見てみよう
となることも増えてWii Party以外にもTOP4を見る頻度が増えてきました。そしてその後は
1.実況者について調べることが増えて色々な実況者、グループを見るようになった。
2.「やったことないゲームでも見てみよう」という感じでシリーズ物の実況も見るようになった。
3.殆ど動画しか見なかったが、配信を見ることも増えた。
など、実況動画を積極的に開拓するようになり、本格的に実況動画にハマっていきました。ただし私は「ゲームソフトを買っていないのに楽しんで良いのか?」という申し訳なさや恥ずかしさがあるのも事実です。
TOP4の魅力をもっと知りたい方は以下の記事もご覧になってください。
ゲーム実況を見る際にオススメするTOP4 – ルルアリーのお気楽ブログ (mypaselife.com)
少々長くなりましたが、以上が私のゲームプレイ歴と実況動画との関わり方となっています。
「ゲームを見るくらいならプレイする方が楽しいのでは?」という意見について
ゲーム実況にあまり良い印象を持っていない人は恐らく「同じ時間を使うなら見るよりプレイするべき」という意見を持っている人が多いのではないかと思います。
それについて私は肯定半分、否定半分という感じです。
RPGをはじめ、どのように攻略していくか考えるようなゲームだと実際にプレイした方が達成感は強くなります。
このボスは強かったな~ここの謎解きは難しかったな~
といった感想は実際にプレイしないとしっかりとした内容を述べることが出来ません。そのゲームを100%楽しむならばやはり動画を見る前に(見たとしてもPart1,2くらいで止めて)最後までプレイすべきなのは間違いありません。
但しゲームって人によってはプレイするのが難しい場合もあるんですよね。
特にそれが顕著に出るのはホラーゲームではないでしょうか。かくいう私がそうなのですが、びっくりさせてくる要素がとても苦手で、1人だとまともにキャラを動かすこともビクビクしてしまってプレイできません。
ですが実況動画だと何というか「お化け屋敷で手を繋いで自分より前を歩いてくれるお兄さん」と一緒な感じがするので、かなり安心出来ます。私は実況者が驚く声にびっくりすることも結構あるのでホラーゲームは見るのもあまり好きではないですが…
なのでガッチマンさんが見やすいですね。私はホラーゲームに特別興味があるわけではないのでガッチマンさんの動画はそれほど見ないのですが、それでもたまに挑戦してみようというときがあるのでこういった驚かない実況者の存在はありがたいです!
その他の例で言うとアクションRPGとかですかね。ゼルダとかキングダムハーツとか。人によっては、
ストーリーは気になるけれどあまりゲーム得意じゃないし疲れそう…
という人がいると思います。そういう人の場合は色々考えて時間を使ってプレイするよりも、見るだけでゲームの世界観に入り込める実況動画の方が楽しめることがあります。寝転がりながらなど気楽な体勢で出来ることも良いですね。
このように「ゲームはしっかりプレイした方が楽しめるけれど、人によっては見る方が入り込みやすいこともある」というケースがあることをゲーム実況反対派は認識していただけると納得出来るかなと思います。
お金を払わずに楽しむことができるという点について
ゲーム実況について、多くの人が1度はこのように思ったことがあるのではないでしょうか。
お金を企業に落とさないで楽しむなんて図々しい!
私の意見としては、上述したとおり実際にプレイしたかどうかでそのゲームへの思い出の強さは大きく変わると考えています。そのため100%堪能できなくても構わないのであれば自己責任として実況動画で済ますというのも1つの選択肢だと思います。
実況動画はお金と時間を節約することが出来るのが強みだと思います。そのため、
ゲームを購入するお金がない…毎日忙しくてプレイする時間が取れない…
というような人であれば、満足度は実際にプレイするよりも劣るけれど、実況動画で気軽にゲームの世界に触れることが出来ます。
例えば私はときめきメモリアルシリーズがどんなゲームなのか気になったことがあるのですが、対応ハードがPSやPSPなど私の持っていないハードばかりでした。そういった「持っていないハード」のゲームを買うというのは何かと敷居が高いものです。ゲームソフトも気に入るかどうか分からない物なら尚更ですね。
そういった私にとってときメモシリーズの実況動画は恋愛シミュレーションというものを深く知る良いきっかけになりました。多分実況動画がなければときメモシリーズへの興味は沸かなかったでしょう。
次は時間を節約できるという観点についてです。
動画を見る時間が取れるならプレイする時間も取れるのでは?
と感じるかもしれませんが、ゲームは実際にプレイすると時間がかかる場面が結構あります。RPGで言うと、
1.次にどこへ行けば良いのか分からなくなって迷子になったり
2.ボス戦に詰まってレベルを上げる必要があったり
3.FFシリーズだと全滅すると最後にセーブした所まで巻き戻ったり
など、動画だと編集・カットするような場面があります。
こういった苦労も振り返ると良い思い出にはなるのですが、1日の空いている時間が少ない人だと貴重な時間をこのようなことで終わってしまったらプレイするモチベーションに繋がらなくなる可能性も大いに考えられます。
そういった人には実況動画というのは限られた時間でも効率的に楽しむことが出来ます。要らないと思ったところは自分で飛ばしたり、倍速にすることもできますし。また、(私はしたことがないのでどのような物なのかは分かりませんが)人によっては実況動画を流しながら他の作業をしたり寝落ちしたりという人も居るらしいです。
以上のようにゲーム実況動画というのは金銭的あるいは時間的な事情により「買えないけれどゲームが気になる」という人をゲームの世界に引き込むことが出来るのが強みだと思います。
というか、本当にゲームが気になるなら間違いなく買うはずなので実況動画で済ますことについて私はそこまで図々しいとは思いません。
プレイせず実況動画で済ます人が心がけてほしいこと
私自身が今やすっかり実況動画にはまっていますし、以上の文章を読めば分かる通り私は実況動画だけで済ます事も楽しみ方の1つだと思います。但し実際にそのゲームをプレイしていない人は以下の2つについては大切にしてほしいと思います。
ゲーム実況者だけでなく、制作会社をしっかりリスペクトする
現在はゲーム実況を公認している企業も多く、有名実況者がプレイしたりするとSNSなどで宣伝になったりするので、ゲーム企業にとっても実況動画は恩恵があることは事実です。
しかし、面白い実況動画というのは前提としてそのゲームを開発した企業があるからこそ成り立っています。特定の実況者のことが好きで見ている視聴者であってもこれは忘れないでほしいと思います。
流石にいないと信じたいですが、
○○とかいうゲームは見るからに面白くなさそうだけど××さんが実況したら面白く感じた!
みたいな感じのゲームを大きく下げるような発言はくれぐれもしないようにするべきです。プレイした上で言うならまだしも、ぱっと見で判断したらそのゲームが好きな人が確実に不快な思いをしますからね。
あと、実況動画だけ見て「このゲームつまらない!」と安易に思うのも考え物です。もしかしたらあなたが見ていた実況者がゲームシステムをいまいち理解していなかっただけかもしれません。
もし実況動画を見るだけで済ますなら、そのゲームの評判がどんな物なのかを動画のコメントやネット情報などでチェックしておくことをオススメします。
見ただけでプレイした気にならないようにする
ゲームを実際にプレイする際には様々な苦行があったり、高い難易度の場面で躓いたり、キャラクターを深掘りするイベントなども一層印象深かったりします。どんなに見ている実況者が苦戦していても、その苦労というものは見ている側とプレイしている絶対に感じ方が違います。
まあ何が言いたいかというと、そのゲームを見ただけなのに「このゲームやったことあるよ!」とは言うなということですね。
人によってはエアプだと馬鹿にされそうで恥ずかしくて隠したいのかもしれませんが、話した結果ボロが出てエアプだとバレる方がよほど恥ずかしいと思いませんか?
もしそのゲームについて語りたいのであれば「このストーリー展開が意外で面白かった」「このキャラが好き」などの話を中心にするようにしましょう。そして、未プレイの人は
・「みんなここ難しいって言うけど私はそう感じなかったな」
・「このゲームシステムは微妙だった」
などゲームをプレイしていないと印象が違う場面について具体的に触れることはなるべく控えるようにするとエアプでも批判されにくいと思います。
まとめ
ゲームをプレイせずに見るだけで満足することについてどう思うかをこの記事でまとめました。あくまでも私の意見なのでこの答えが100%正しいというわけではないですし、私と意見が異なる人もいると思います。
とはいえなるべく「ゲームはプレイして価値がある」「プレイするよりも見る方が楽しい」という両方の視点から見ることを大切にした上で今回の記事は作成しました。
ゲーム実況という物について何かしらモヤモヤしたり疑問に思っていた人が、文章を読んで解決することが出来ましたら幸いです。