わくわくバンドの2ndアルバムお気に入り曲分析

わくわくバンドの2ndアルバムお気に入り曲分析

わくわくバンド好きの方、大変お待たせいたしました。以前(というかもう半年前ということにビックリ)わくわくバンドの好きな楽曲1stアルバム編を作成しました。

わくわくバンドの好きな曲を挙げていく(1stアルバム編) – ルルアリーのお気楽ブログ (mypaselife.com)

今回の記事は2ndアルバムに収録されている曲で私が好きな曲を述べていく物となります。

まだかまだかと待ち構えられていた2ndアルバム、出ると聞いたときは本当にテンション上がりましたね。何と言っても音源化をずっと待っていた楽曲達が音源化されたという事実が今でも嬉しいです。

私が初めて参戦したライブが1週間後に控えていたということもあり2ndアルバムには特別な思い入れがありますね。

そんな2ndアルバム収録楽曲で好きな曲を紹介していきます。例に漏れず私は基本趣味が変なので「何でこの曲ないんだよ」的なツッコミは無しでお願いします

云云

1発目に紹介する曲じゃないような気がしますが今回紹介する曲の中で1番古かったので最初に書きます。

昔は「何となく好き」「まあまあ好き」レベルだったこの曲。わくバンにしては珍しく落ち着いたテンポだけど、程良くノリが良くてその塩梅が聞き心地良かった。今日くらいにも同じ事が言えますね。

ただ改めて歌詞をじっくり読んでみていざ曲を聴いてみると「この曲ヤバい!」と異常に興奮してしまいました。やさぐれ・ひねくれ人間の私には麻薬のような歌詞でした。ここまで最初から最後まで好みドストライクな歌詞というのも稀ですよ。

とりわけ社会人になってから大好きになった曲です。「上から目線で心無い目で笑う連中は大体どこから見ても中身なんてありゃしない」「反論なくして権力に押しつぶされちゃ勿体ない本音を言えばイイじゃない 思い通りに伝えて」とか上司に反抗したくて仕方ない人ほどこの曲は沼る。

歌詞も相まって世間的には暗い曲くくりにされがちですが、上述したノリの良さやメロディーのおしゃれさもあってそんなに聞いていて重くない曲です。歌詞自体もなんちゃってとか結構軽いし。

週末が好きな人は専ら云云も好きな印象です。曲の何となくの系統としては似ているし。個人的に週末はゆっくりとしたテンポのせいか聞いていて途中で退屈になってしまうのですが云云は飽きませんね。作業用BGMにもうってつけです。

あとライブだといつも終盤の方で演奏されるので「もうすぐライブ終わっちゃう…」というほんのりとした寂しさにも合っている曲調ですよね。

昔と今で好きレベルがグッと上がった曲No.1。学生の方達は大人になって社会人としての苦労を身に染みてから改めて聞いて欲しい一曲。

感状線

感状線は文句なしに好きな曲。2ndアルバム音源化により強力なライバル楽曲が多数現われたものの、それまでの間「好きな曲は?」と言われたら大抵この曲を挙げていました。気分次第ではフルデイズや時の妖花辺りを挙げることもありましたが。

感状線は短調の暗い曲だし、激しいし、滅茶苦茶かっこいいし、私の好みとなる要素しかないです。私がわくバンハマりたての頃に心惹かれた時の妖花とも通ずるものがあります。

以前ゲーム実況者についての記事で書きましたが、私って結構フジと楽曲の好みが似ているんですよね。

私のお気に入りゲーム実況者を述べていく – ルルアリーのお気楽ブログ (mypaselife.com)

フジも感状線大好きだし、彼作曲のツギハギもマジで大好きな曲だし。フジこの曲演奏しているときいつも楽しそうだもんな、その気持ち凄い分かるよ。

時の妖花のシリアスながらかっこいい曲調と、週末の重たくてネガティブな雰囲気を上手いこと折衷したらこうなるって感じの一曲。イントロはドロッとしているのにサビは激しさ全開。

間奏のギターソロも高音による溢れ出る悲壮感が全面的に出つつもかっこいいメロディーに仕上がっていてたまりません。

ライブ時の照明も中心の暗い感じでそれが非常に雰囲気に合っている。わくバンのライブって照明の使い方が総じて上手いよなあ。

1番好きなところはやはりラスサビかな。嫌いな相手に恨みをぶつけるかのような勢いがたまらん。ああでもアウトロも捨てがたい。ただでさえメロディーが悲壮感溢れているのに湯毛さんのシャウトも相まってこちらの心をがっちり掴まれる。

フジお気に入り楽曲ということもあってかライブでの演奏頻度も比較的高く、私としても嬉しい限り。とりわけ12thライブ2日目のセトリは”良”。ツギハギ→感状線→モンスターって私のわくバンお気に入り楽曲3大巨頭が立て続けに演奏されるというまさに夢みたいなセトリ。

ツギハギからの感状線、あの不穏なアウトロからのダークなイントロが流れとして良すぎる。実際ライブでこの順番で聞いたときテンション上がったもん。というか曲に聞き惚れしていてステージ上のことをロクに覚えていない。

でもたまには他の曲からの感状線も見たいなあって思ったり。ヘイボーイヘイガールとかてのひらジャーニー辺りの清らかな曲の後に感状線が来たらそのギャップで一層かっこよく聞こえそう。

この曲も歌詞相当やさぐれているし、初めて私のブログを訪ねた方はもう私の趣味に勘付いたかもしれない。マイライフやフルデイズも好きだから決してそんなつもりはないのだが…

感状線は好きすぎて今まで以上に語彙力がない解説になってしまった感が否めなくて申し訳ない。でもホントに好きな曲だからしゃーない。

毎分毎秒

この曲を初めて聴いたとき「おっ、あまりわくバンで見かけないタイプの珍しい楽曲だな」と感じたことを覚えています。

既存曲で言うとてのひらジャーニーが1番近いかな。どちらも前向きで明るい曲だけれど、賑やかさはなくて暖かみを感じられる一曲です。

ただジャーニーと比べてもこの曲は凄くドラマチックな盛り上がりを見せるよなあと感じています。メンバーが”エモい”と言っていましたがまさに同感です。聞いていて思わず泣けるような感覚に陥る。

エモいでいうとStand Up Mornin’(以降スタモニと表記)もイントロがあまりにエモすぎてイントロ部分を繰り返し聞きたくなるんですよね。今回の楽曲解説、毎分毎秒とスタモニどちらを解説するかギリギリまで迷いましたが僅差でこちらが勝ちました。

スタモニは出だしが盛り上がりのピークなのに対し、毎分毎秒は徐々に盛り上がっていく感じがしてそこが好きなんですよね。「頂点を指さして」で湯毛さんが歌詞通り指さすの好きです。

ギターソロも良い。今まで何回も述べてきているけれど哀愁漂うギターソロメロディーは私の好物。

とりわけラスサビ1回目(落ちサビって言えば良いのかな?)は歌詞と歌い方も相まってこちらを泣かせにきていますね。今日くらい、ガレルニ、感状線、ジャーニー、モンスターも落ちサビが秀逸で何度も聞きたくなる。わくバンの落ちサビって泣かせにくる魅力的なものが多いと感じます。

元々割と好きな曲だったけれどスタモニが現われて以降、光属性が感じられる曲によるエモさを敏感に受け取るようになって毎分毎秒が更に好きになりましたね。同じ理由でてのひらジャーニーも以前より好きになっています。

聞けば聞くほど良さが分かってくるタイプの曲。云云と同じく、ずっと聞き続けても疲れないタイプの曲。

BEE音楽スクール

Shooting Star

Shooting Starとツギハギの音源化はもう一生しないんじゃないかと思っていたよ…2ndアルバム発売決定の発表が約1年前か。未来の自分に言われても信じなかっただろうな。改めて嬉しい。

家長とフジは曲の趣味が似ているからダイナマイトロックや君のミライみたいにちゃんと各々のカラーを出して区別化できるのだろうか?と内心不安だったのですが杞憂でしたね。

Shooting Star、マイナー調だし明るい暗いでいうならば暗い曲という印象なのですがそれなのに不思議と聞いていてスッキリ、カラッと気分になれる曲だと思います。同時期に出たツギハギが非常にドロッとしているからというのもあるでしょうが。

暗いのにスッキリというのも、開放感ある暗い夜空の中で光り輝く星という曲名のイメージにも合っています。ツギハギは先が見えなくて開放感がない暗い洞窟って感じがする。

激しく熱いロックなのにクールで大人びた雰囲気も満載という両立しがたい要素をしっかり表しているのは見事としか言いようがありませんし、家長に似合います。

ぷよぷよ好きにしか伝わらないですが、ぷよぷよ20thの”the gorgeous man who defile the god”も熱さとクールさを両立させた楽曲で、それに近しい物を感じました。こういうロックはイケメンに合うよね。

「鮮やかな夢抱く心にFire!さぁ火をつけろ!」って歌詞だけ見たら凄く前向きなのに曲調もあってか後ろめたさたいな不思議な雰囲気を感じる。歌詞見るまではこの部分こんなに真っ直ぐな歌詞だと思わなかったし。やはり独特な曲。

今日くらいやYSHFF同様、全楽器に焦点が当たる系楽曲なのも高評価。かっこいいギターソロを演奏した後、ベース→キーボード→ドラムとメイン楽器がどんどん変わっていく様は約50秒という間奏の長さを感じさせない終始濃度の濃いメロディーになっています。

音源化して歌詞カードをバッチリ確認しましたが、あまりにも詩的でかっこいい歌詞で強く惹かれました。今まで歌詞がかっこいい曲と言えば断トツで時の妖花だと思っていましたが、Shooting Starという伏兵が現われたことで分からなくなりましたね。妖花超えしたかも。

何気に歌詞がある部分だとAメロが1番好きかも。曲調・歌詞共に全体的にシリアスで、言い回しも総じて詩的。特に「感情が透き通る優しい海のオーケストラのような頂」は言い回しがあまりにオシャレすぎる。

漢字多めの歌詞なのにSha la la la…のところでバリバリに英語が入るという部分も、また今までとは異なるかっこよさを魅せてくれます。

2ndアルバム音源化楽曲で最も注目された曲でもあります。「大幅に変わった」と事前に言われていましたからね。

本音を言うと音源化前の、まさに流れ星のようにサーッと流れていく感じのメロディーの方が家長っぽいなあとは思うんですけどね。音源バージョンはちょっとメロディーがクドい。

ただイントロがやたらかっこよくなったので「何だこの曲かっけえ!?」的な感じで掴みが良くなったりと良いところもあるのでお互い違った良さがありますね。

そして忘れてはいけないのが新たに収録されたコーラスの存在です。ただでさえメンバーやリスナーに笑われていたのに公式であんな動画を出されたせいでせっかくのコーラスがすっかりネタのような扱いに…w

私も最初聞いたときは素で「何だこれ!?」と思いましたが、冷静に聞くと凄くかっこいいコーラスですね。

わくバンのコーラスと言えばフルデイズやYSHFF、ヘイボーイヘイガールみたいに”いえーい”って感じの物がメインなのですが、それらとは明らかに毛色が異なる洋楽風のコーラスを新たに考えたというのは楽曲の幅を更に広げる良い機会になったのではないでしょうか。

何かこれも解説長くなってしまったな…音源化が嬉しくてテンション上がり気味で書いてしまったみたいです。元々好きな楽曲ではあったけれど、改めて書いていて凄く良い楽曲だなと感心してしまいました。この短時間で好きレベル多分上がっている。

そして同時期に出て、同時期に音源化されて、Shooting Starの次に演奏されがちな私の好きな楽曲大本命と言えば…

ツギハギ

「私と曲の趣味がよく似ているフジが作った曲」という時点で期待値上がりまくりだったツギハギ、10thライブDVDで初めて聞いてときの感想は「フジ君ありがとー!!」って感じでした。

楽曲としては感状線や時の妖花辺りと同系統です。両方大好きな私はそりゃあツギハギも好きになりますよね。勿論同系統と言っても相違点は色々あります。

イントロから重い感状線に対しツギハギは出だしがキレキレ展開だし、キーボードの主張が強い時の妖花に対しツギハギは弦楽器メインでまさにロック!って感じの曲調だし。

感状線同様、暗い照明が非常に似合う曲。そしてフジ曲と言うことでペンライトが一色になるのでそれが更に世界観にぴったり。

そして案の定と言うべきか、歌詞は自虐的かつ攻撃的、そして尖りまくっています。その代表格はやはり「可愛い君が可哀想」ってところですかね。ただ暗くてネガティブなだけでない、不穏でゾクッとする言い回しの数々は云云同様異常な中毒性があります。

ツギハギはイントロが神がかっている楽曲の一つです。他の曲と異なり、ドラムのドン!という一音から始まるので非常にインパクトが大きくイントロの勢いの良さにも繋がっています。

その仕様上、演奏者が演奏前に全員ドラムの方に身体を向ける姿が印象的。夜よ明けないでにも言えますが、静寂を打ち破るドラム音って感じがたまらん。現地で体験したい楽曲上位に来ますね。

イントロのインパクトも大きいですが、この曲で1番強烈に印象に残るのは間奏じゃないでしょうか?長いベースソロ後の「ジャッ!ジャッ!」(これで伝われ)は一度聞いたら忘れらない極めて独特なメロディーになっています。

こんな感じで明らかに他の曲とテイスト違うなってメロディーや演奏手法が目立つのがこの曲の特徴です。フジ節全開に出しているねえとニヤニヤしつつもそれがちゃんとかっこいいのが素晴らしい。

この曲はAメロ~Bメロがテンポ良くて且つダークさ強くて好きなのですが、1回しか流れないのが勿体ない。

特にBメロ(「虚像と踊れ」の部分)はこの曲で1番好きな箇所。マジで大好きすぎて「全部嘘だろ?」の部分まで聞いたらまた「虚像と踊れ」の部分まで戻して繰り返しリピ、というのを今まで何度もやっています。

あのBメロ、典型的な私が好きな系統のメロディーなんですよ。上手く語源化できないけれど、あの聞いていて落ち着かない感じの短調メロディーといえばよいのか。

元々お気に入りベスト5に間違いなく入るような楽曲でしたが、音源化されたことによるアレンジがあまりに良すぎて好きな楽曲トップ争いの疑う余地がない大好きな曲になりました。

肝心のBメロが音源化でどうなるのかずっとそわそわしていたのですが、強烈にエフェクトをかけてきましたね!これが端的に言って最高でした。不穏さがパワーアップしている。Aメロの「あれもいいこれもいい」でもエフェクトがかかっていてまさに音源化の強みを活かせているなあと実感しました。

家長も言っていましたがとりわけ「知ってる癖に」の部分の歌い方が超良い。湯毛さんの癖ある歌い方と相性ぴったり。

あと「何かになるはずさ いつかは、いつかは、いつかな」と「お願いあと少し 美しく塞がないで」の後のメロディーはかなりアレンジ入りましたね。主旋律だけだったところに副旋律が加わり、メロディーの深みがグッと増しました。

今まで長し聞き程度だったこの部分も音源化以降はリピート枠に。ハードロックの中にほんのり漂う美しさを感じられるようになった、神アレンジと言えます。

いつぞやのわくわく荘でフジが「一曲目からツギハギ来たらヤバいよね」的なことを言っていましたが、それはそれでちょっと見たい。別のバンドのライブに来た?って錯覚しそうですが(笑)。

でも大好きな曲だから最初に来ると勿体ない気持ちになるし、ライブ熱が落ち着いてくる中盤辺りが何だかんだ丁度良いかな。

イントロ好き、Aメロ好き、Bメロ好き、歌詞好き、間奏好き、アウトロ好き…Bメロ1番好きとは言ったけれど他にも好きなところ多すぎる神曲。音源化大感謝。

モンスター

12thライブをBlu-ray購入まで未視聴だった私は、アルバムを入手するまでこの曲は噂と評判しか聞けない状態が続きまさに幻のような存在でした。

音源化が決定した際に、「そういえば以前湯毛さんが生配信でモンスター弾き語りしていたなあ。アルバム購入までのお楽しみとして聞いてみるか!」と弾き語りverを聞いてみたのが最初。

週末や云云系統の曲という噂は聞いていて、週末はそこまでお気に入りでもなく云云も(この頃は)まあまあ好きレベルだったためあまり期待しないで聞いてみたのだが…”あっこれは良い”とすぐ魅了されました。

ギターだけしか音がない状態でもハッキリ分かるくらいタイプな曲で、アルバムが届くまでずっとその生配信にへばりつく有様でした。そして念願のアルバム入手後聞いてみた感想は端的に言ってでした。

アルバム入手以降狂ったように聞きまくり、一気にお気に入り楽曲トップ争いの一つに。約10日後のライブでモンスターが演奏されたときに大興奮した記憶があるので(まあ今回は流石にセトリ落ちしないとは思っていましたが)、その頃にはもう沼っていたことは確定でしょう。

ある意味12thライブを見なくて正解だったかもしれません。もし見ていた場合、あの神曲を聞いたという曖昧な記憶を抱えたまま音源化まで待つことになっていたわけですから耐えられる自信がありません。

音源化されていなくても10thライブ映像で聞くことができたShooting Star、ツギハギとは訳が違いますから。モンスターをライブで初めて聞いた皆さん、よく音源化まで耐えましたね。

ごめんなさい、前置きがめっちゃ長くなってしまいました。でもそのくらいこの曲は大好きで語りたいことが尽きません。

週末がそんなにお気に入りじゃないとか言ってしまって週末好きの方には少し見苦しい文章になってしまうかもしれません。しかもモンスター好きな人って高確率で週末好きだし。何だか申し訳ない。

何だろうな、暗い曲は本来私の大好物だし週末って暗い曲なのは間違いないのですが、曲調はそんなに暗くないちぐはぐ感があまり好みに刺さらないんですよね。

それに対しモンスターはサビの悲哀が凄まじい。本当に自分のダメさにしんどくなっている感じ。わくバンでは珍しいレベルで高音で歌うので湯毛さん自身も正直しんどそうで、それがこの曲の雰囲気とよく合っている。

Aメロは淡々と進むのに対し、Bメロで一気に感情の強さ的な意味でギアを高めていってサビで爆発する感じが展開としても秀逸。2番ではAメロが1回しか流れないのも1番よりもより早くヒートアップしているなというのが伝わってきて退屈しない曲構成になっていると感じました。

あと弾き語りverを先に聞いていたからか、何となく渋めの曲なのかと勝手に予想していたら思ってたよりキーボード音の主張がかなり強くて初めて聞いたときはビックリしました。イントロだけ聴くと結構華やかでノリの良い曲に聞こえますよね。あと出だしのドラムがかっこいい。

程良いテンポ感に加え暗いと言っても比較的軽やかだし、音色自体も比較的優しいので作業用BGMに向いている楽曲の一つです。そのせいで最近は感状線やツギハギよりも聞いているような気がする。

サビの歌詞のリズム感が個人的に好きです。「偶然ステージに上がっちゃって準備は全然出来なくって」ってところもだし、特に「ワンラッキーじゃ逆にアンラッキーなんだって」って部分はつい口にしたくなる妙な語感の良さで印象に残っています。

そして実際に聞く前からやたら噂で流れていたリズム隊パート、絶対かっこいいんだろうなあとウキウキしていました。そしていざ聞いてみたら案の定その部分を繰り返し聞くリピート枠に。ベースソロ最長はいままでマイライフ or ツギハギという認識でしたがモンスターがそれを超えましたね。

マイライフでも同じようなことを言っていますが、リズム隊パートはピリッとした緊張感があってそれが一層かっこいいし、その後に続くギターソロが哀愁しかなくて言語化出来ないレベルで聞き惚れます。

13thライブ時、何とか平常心で聞き続けてきた私もこのリズム隊パート→ギターソロの流れで初めて心が乱れた記憶があります。

特にモンスターはその後に続く「成功体験よりも断然~」のところが哀愁のピークなのでそのピークに持っていくまでのエスカレーターとしてギターソロはとても大切な役割を担っていますね。

余談ですがサビの時にいつも楽しそうにドラム叩いているフルコンさんが可愛くて好きです(笑)。モンスターはそんなにノリノリ楽曲でもないけれど、他の曲だとそんな暇無いくらいドラム忙しい曲も多いし気持ちは分かる。

最近ネガティブ作詞は湯毛orフジという風潮が何となくあった中(多分感状線とツギハギのせい)、この楽曲でやっぱりみかるくんはこういう曲作るの得意なんだなあと改めて実感させられましたね。わくバンを愛すれば愛するほどみかるくんの恵まれた芸術才能には感心させられます。

Wonderful Knockout

2ndアルバムの看板曲ですね。現時点で1番新しい楽曲です。

実は前回のわくバン記事を書いた時点ではこの曲を紹介する予定はありませんでした。つまりこの半年間で好きレベルがグッと上がってきた曲ということです。

私がわくわくフルデイズ大好きということもあり、Wonderful Knockoutについて最初の頃は「んーやっぱりわくバンらしさではフルデイズには勝てないよ」的な変なプライドがあったというのもあります。

でも聞いていくうちに結構良い曲だなと思うようになり、今ではフルデイズもワンノクも両方好き!と言えるようになりました。勢いある感じが分かりやすい歌詞などが似ていますよね。

こういう変に小難しい言葉を使っていない親しみやすい楽曲はわくバンが最も得意とする楽曲と言えるのではないでしょうか?躓いたり苦労したりしても頑張っていくぞ!みたいな感じの歌詞の曲は特に典型的わくバン曲ですね。マイライフやサレンダー辺りにも同じ事が言えるかと。

フルデイズほど終始パワー!って感じのメロディーではないですが、わくバンの最近の楽曲で見られる”エモさ”がその分表れた楽曲になっています。特にMV映像込みで見ると心が驚異的なまでにエモさで満たされます。特に解散&復活のところが…

個人的にこの曲で特に評価したい点は長さが4分50秒と長いこと!わくバンの曲の中では週末やThank you my friends、Shooting Star辺りも長い曲ですが、これらはいずれもAメロ→Bメロ→サビという感じのオーソドックスな展開です。

それに対しワンノクはAメロっぽいところがAメロではない、終盤になるほどどんどん盛り上がっていったりするなどかなり独特な曲構成をしているので長いのに聞き応えがありよくできた構成になっています。

今日くらいやツギハギもかなり変わった曲構成ですが、Bメロがなかったり2番以降をかなり省いたりしているので時間でいうとむしろ短いです(どちらも3分代)。この事実がより一層ワンノクの良さを際立っています。

やっぱりこの曲はラストが1番良い。「You get highなんて」からのところですね。その直前も「なんてWonderful Wonderful」っていうリズミカルかつ良い意味でバカっぽい歌詞のおかげで上手い具合にラストに持って行けている。

ラストの畳みかけるような勢いの良さがたまらない。特に「朝だって夜だって 現在だって過去だって ボクだってキミだって」は抜群のリズム感で勢いの良さに拍車を掛けていますね。

イントロもフルデイズ並に勢いありますもんね。それを踏まえるとどちらもアルバム一発目なのは納得感があります。間奏のベースソロもあまり聴かないタイプののんびり感あるメロディーで好きです。

古き良きわくバンらしさと今らしいわくバンらしさを兼ね備えた、万人に受ける楽曲と言えるでしょう。

まとめ

2ndアルバム収録曲でお気に入り楽曲を7曲紹介しました!

前回約5千文字だったのに今回既に9千文字も書いててめっちゃワロタ。1stアルバムの曲も良いけれど総合すると2ndアルバム曲の方がやっぱり好きですね。

1stアルバムと比較して全体的にプロ顔負けの本格的なハードロックや人間の闇を描いたような重めの曲が増えており、どっちも好きな私にはそれが見事に刺さった感じです。

今回解説しませんでしたがシグナルもA面楽曲としては珍しいレベルの激しさに良い意味で親しみやすさ薄めの雰囲気でかっこいいですよねー。1stアルバム当初激しいと言われたガレルニ・妖花レベルのロックが2ndアルバムでは当たり前のように存在するのが特徴です。

ただ2ndアルバム収録曲における私の好きな曲3トップが「感状線、ツギハギ、モンスター」なのですがこれすごい病んでいる人みたいじゃないですか?w

今回解説しなかった楽曲はデンシンタマシイ、ヘイボーイヘイガール、シグナル、てのひらジャーニー、Drive the World、Masterkey、心誰にも、Stand Up Mornin’ですね。どれも一般受けする楽曲なので普通の人はこれらを聞いた方が良いかもですw

Stand Up Mornin’は2ndアルバムの大トリを飾る楽曲なので解説するか悩みましたけどね。みんな言っているけれどこれがアルバムのラストなの凄く良い。アルバムを順番に聴いた後のスタモ二はイントロでもう召される。

それにしてもわくバンの楽曲は良い曲ばかりです。王道アニソン楽曲、爽やかな曲、本格的ハードロック、盛り上がる曲、ダークな曲など様々な側面を見せてくれるので皆さんも好きな楽曲が見つかるはず。

少しでもわくバンに興味を持った方はこの機会に是非聞いてみてほしいです!

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