ぷよぷよ!! Puyopuyo 20th anniversaryがシリーズの中で1番好きである

ぷよぷよ!! Puyopuyo 20th anniversaryがシリーズの中で1番好きである

言わずと知れた国民的パズルゲームのぷよぷよ。私はぷよぷよシリーズが大好きで、計7作所持しています!私の記事を読んでくださっている中で、もしぷよぷよをプレイしたいけれど、

色々作品があってどれが良いか分からない…

という人がいましたら、私はぷよぷよ!! Puyopuyo 20th anniversary(以降20thと表記)をオススメしたいです!また、シリーズをプレイしたことはあるけれど何か他の作品も買ってみたいという人にも是非オススメします!

但し対応ハードがDS、3DS、Wii、PSPと生産終了しているものばかりなのはネックですね。逆にこれらハードのいずれかを持っているのであればもう買う準備はバッチリです!DS版は漫才デモのボイスが無くて画質・音質なども見劣りするので可能であればDS以外のどれかが良いですね。私は3DS版を持っていました。

私はぷよぷよシリーズを複数持っている中でも20thを1番プレイしていたし、作品としても優れていると思っています。この記事を通して魅力を伝えられたら幸いです。

漫才デモがボリューミーな上にストーリーもしっかりしている

ストーリーの満足度は今なお20thを超える物は無いと思っています。

基本的にぷよぷよシリーズでは主人公キャラが決まっています。複数人いるとしてもフィーバー2のように3人の中から選択する、というくらいです。

それに対し20thでは登場キャラ24人全員がそれぞれ計8話のエピソードを持っています!そのため、

24×8+8(エクストラで8話あるため)=200話!ボリュームたっぷり!!

敵としての登場時やプロローグ・エピローグなどを加味すると、当然主人公格やその周辺キャラの出番が多くはなるものの、それでも1話だけ登場して終わるようなキャラがいないのはどのキャラが推しでも嬉しいものです。

登場キャラ全員のエピソードが8話、という形式は15thでも採用していますが以下のような理由によりエピソードは更に深みのあるものになっています。

1.ぷよ勝負後のデモも用意されている

最近のシリーズでは当たり前のようにあるぷよ勝負後のデモですが、登場したのは7(20thの1つ前の作品)と意外と遅いです。そのため15thではぷよ勝負が終わったらすぐ次の話に移っていました。

それに対し20thはぷよ勝負後もその対戦相手と会話するデモを行ってから次の話に移ります。

先ほど200話と書きましたが、勝負後のデモがあることを踏まえると200×2=400話と言ってもいいかもしれないボリュームがあります。当然ながらその分、ストーリーも深くなります。

2.キャラごとに異なるストーリー展開

15thではどのキャラも「ぷよ大会の優勝を目指してぷよ勝負を8勝する」というストーリーになっています。そのためどのキャラも基本的に同じようなストーリー展開です。また、「ナーエの森」「ミル海岸」といった場所も全然登場せず、漫才デモの背景は変わりません(最終決戦になると夕方になるといった時間の変化はある)。

そのため15thのストーリーは人によっては「結局似たような結末」「パラレルっぽくて微妙」「飽きる」といった意見があります。

それに対し20thは各々目的を持ってストーリーが進んでいくので飽きにくく、しっかり楽しむことが出来ます。

例えばアルルは「迷惑なサタンをこらしめに行く」、アミティは「赤ぷよ帽の謎を知るために知っていることを聞いていく」みたいな感じですね。この辺りは比較的順当なストーリーですが、中には

・酒としか思えないドリンクを飲んで終始酔っ払っている話

・お気に入りの靴を無くしたことにより色んな人に当たり散らして大暴走する話

・凄い水着を見ようとした結果色んなことに巻き込まれまくる話(そしてオチも秀逸)

といったギャグ系のストーリーが色々あるのも面白いです♪

欠点を述べるのであれば今作では人語を話さないプレイアブルキャラが3匹もいるという点ですかね(カーバンクル、おにおん、どんぐりガエル)。彼らは可愛いマスコットキャラ的立ち位置で好きなキャラではあるのですが、せっかく全員に主役の権利が与えられているなら人語を話せるキャラにした方が面白くなったよなあと思ったり。

キャラが濃い上に15thまで登場していたおしゃれコウベあたりが個人的には欲しかったですね。あと7で姿だけ見せたけど20thでは復活しなかったハーピーとか。

とはいえ以上の解説からも分かるように、20thの漫才デモは量も質も優秀です!これだけでも購入する価値は大いにあると言って良いでしょう。

ゲームルールが充実

キャラゲー的な視点だけでなく、パズルゲームとして見ても皆さんが満足出来る仕上がりとなっています。15th、20th、クロニクルと周年ゲームではたくさんのゲームルールが収録されているのが特徴です。その中でも20thが計21個と1番数が多く(15thは12個、クロニクルは18個)、収録ゲーム的にも良かったです!

・通ルール、フィーバー、なぞぷよなどお馴染みのルール。SUNルールも20thで復活しました!

・よんてさき、とっぷう、スロット、アクティブなどの新たな特殊ルール

・隠しルールとしてこおりづけ、ずっとフィーバーなど15thで収録されていたゲームも登場

・現時点では20thで唯一収録されているペアでぷよぷよ

といったようにたくさんのルールがあるので皆さん満足出来るはずです!

因みに15thにあって20thには無いゲームルールがすいちゅう、サーチライト、ばくだんの3つです。

個人的にはこれらのルールも(得意かどうかは別として)結構好きなのですが、どれも人気とは言い難いルールだったので20thで削除されたことについて否定的に見ている人は少ない印象です。

特にすいちゅうルールはぷよを落とすと浮力で水面に浮き上がってくるという別ゲーっぷりに苦手としているプレイヤー多数でしたね。

なので15thの削除されたルールについてはそこまで気にする必要は無いのかなと思いました。

7で人気だった「だいへんしん」ルールが無いのも残念ですが、このルールはとにかく容量を圧迫するので(大人姿と子供姿のカットイン・連鎖ボイスが全員分用意されている)、その容量で他の要素を充実させていると前向きに捉えるのが良いのではないでしょうか。

「だいへんしん」は無いけれど「ちびぷよフィーバー」「でかぷよラッシュ」という形式であれば今作にも登場していますしね。

クロニクルに関してもゲームルール数こそ多いですが、スキルバトルとビッグバン以外は全て20thにも収録されているゲームです。なので正直、

これだったら別に20thで充分だなあ…

と感じました。

以上のような点を踏まえると周年ゲームの中でも20thが1番優れているのではないでしょうか。

遊びたくないゲームルールがあるなら遊ぶ必要無し

この記事を読んでいる人の中には

初代ルールと通ルール以外興味無いなあ…フィーバーはあまり好きじゃないし。

という人がいるかもしれません。セガぷよ以降定番となったフィーバールールですが、運ゲーっぽい等の理由で否定的に見てるプレイヤーもいるのが事実です。

また、フィーバーには慣れているとしても今作からの特殊ルールが全てが得意という人は早々いないと思います。特に「カルテット」は苦手としているプレイヤーが非常に多いです。

私は他に「クロスかいてん」や「ちびぷよはっくつ」辺りに苦手意識を持っています…

ですが20thではやりたくないゲームはやる必要がありません!

というのもストーリーで対戦する際はあらかじめ決められた5つのルールの中から選ぶ形式となっているからです。

他の作品を思い出してみると…

・フィーバー、フィーバー2→そもそもフィーバールールしかない

・15th→どのルールで対戦するかルーレットで決定

・7、ぷよテト、ぷよテト2→話ごとにルールが決まっている

・クロニクル→RPGモードはスキルバトルで固定

といった感じなのでプレイヤーによってはあまり遊びたくないルールでプレイせざるを得ない場面が出てきます。

しかし20thは選択式である上に必ず初代ルールと通ルールが含まれています。

そのため大げさな話、初代あるいは通ルール以外プレイしなくてもストーリーは問題無く進めることが出来ます。エクストラの8話のみ「ペアでぷよぷよ」ルールで固定ですが、ここまで通プレイヤーに優しい作品はセガ以降のシリーズでは珍しいと思います。

ウィッチやドラコなど昔の作品でお馴染みの人気キャラもいるし、久々にプレイしたい人にも良いと思う!

「とことん」や「がっこう」などその他のシステムも穴無く完備

「とことん」はエンドレスでぷよぷよをプレイするモードであり、「とことんぷよぷよ」「とことんたいせん」などが有名ですね。20thでもこれらは勿論ありますし、20thでは新たに「とことんれんしゅう」が追加されて連鎖練習にますます適した環境になりました。

「がっこう」は7で初めて設置されたモードでルールを知ったり連鎖のコツを知ったりするのにうってつけです。15thには同じような立ち位置のモードに「じゅぎょう」がありますが、「がっこう」の方がより初心者向けで理解しやすいです。

そして20thの「がっこう」モードでは上級者向けのチャレンジテスト、チャレンジ対戦も用意されているのでより充実した内容となっています!多くても7連鎖くらいしか組めない私にとってチャレンジ対戦はかなり難易度が高くて厳しいのですが、もう少し上手なプレイヤーなら丁度いい難易度なのではないでしょうか?

あとフィーバー2以来にショップが復活しました!ぷよのデザインであったり、声違い・色違いのキャラなどをゲーム内のポイントで購入することができます。

個人的に声違いキャラについては「どうせ見た目は変わらないし…」という感じでそこまで気に入らなかったのですが、色違いキャラは結構好きです。「くろいシグ」「しろいフェーリ」みたいに順当にかっこいい・可愛いものもありますし、そして何より

「きいろいサタン」の「公式でそれやるんかい」感よ。連鎖ボイスもヤバすぎるw

声違いキャラは以降の作品でも定番になりましたが色違いキャラは現状では20thだけですね。また色違いキャラを用意してほしいなあと少し思っています。

20thは必要なシステム、モードが問題無く用意されていると言って良いでしょう。

充実しているBGM

15thもそうなのですが、20thはキャラごとにテーマ曲があるのがいいですね。ストーリーモードの際は対戦相手に応じて対戦BGMが変わります。やはりその分色々なバリエーションの音楽があるし、単純に対戦BGMの数も増えるし、良いこと尽くしです。

シェゾやルルーなど15thの曲の方が好きなキャラもいますが…

特にルルーは曲の方向性もガラッと変わったからね。15thは美しい格闘女王って感じで20thは恋する乙女って感じ。

20thの曲の中でも特に好きなのは以下の2つです。

・Creator of the Puyopuyo hell(サタンのテーマ)

・Fly over the dimension(エコロのテーマ)

サタンとエコロはラスボスキャラなだけあってとてもかっこいい出来になっています!サタンの曲は好きすぎて一時期フリー対戦のBGMをこればかりにしていたときもありました。

シェゾのテーマも15thの方が好きとは書きましたが、今作のテーマ曲「The gorgeous man who defile the God」も相変わらずかっこいいです。シェゾらしさが出ているのは20thの方かもしれませんね。

ラスボスBGM「Final Pair DeathMatch!!」も今までのラスボス曲に劣らないかっこよさ。それ故にフリー対戦で選べないのが多くのプレイヤーに残念がられています。

セガぷよの代表的な人気曲「へっぽこ魔王最強伝説」「紅き叫びの波動!」なども収録されています。ぷよテトやクロニクルだとこの辺りのBGMはDLCで購入しないといけませんからね…

あとフリー対戦の際、音楽でランダムを選ぶことが出来るのが地味にありがたいです。ずっと同じ曲を流すのも飽きるし、とか色々考える必要が無いので。

以上のように20thは対戦曲は多いし、最近の作品のようにDLC等は無いなど不満となる要素は殆どありません。曲の好き嫌いはプレイヤーによって異なるので一概には言えませんが、充分満足できるでしょう。

まとめ

ぷよぷよシリーズの中でも私が1番好きなぷよぷよ!! Puyopuyo 20th anniversaryをキャラゲー視点、パズルゲー視点など様々な角度から魅力をお伝えしました!

20thのことを褒めてばかりですが、実際初心者から上級者まで幅広い層に向いている作品で、どのシリーズにするか困ったらまず買っておけば間違いないクオリティーの作品になっています。

この記事を読んで気になった方は是非プレイしてみてください!

コメントは受け付けていません。