グループディスカッションにおける上達のコツを述べる

グループディスカッションにおける上達のコツを述べる

就活と言えば説明会、エントリーシート記入、面接練習…やることが本当に多いですよね。そこで皆さんが意外と盲点になっているのはグループディスカッション(以下GDと記載)ではないでしょうか?

人見知りな上に元々自分から積極的に話す方ではない私にとってGDは難所でしたね。面接練習と比べて練習の機会が少ないというのもとっつきにくさがありました。

そのため少しでも皆さんがGDを上達してほしいという思いを込めて今回の記事を記入したいと考えました。就活生は勿論のこと、会議など複数人で議論することが多い社会人にとっても役立つ情報になると思われます。

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練習の機会を逃さないよう心掛ける

最初にも述べた通り、面接練習はキャリアセンターやらOB・OG訪問などでかなり練習する機会を作ることができるのに対し、GDは練習する機会に恵まれません。

1対1だと出来ず、複数人必要であるという点が練習のハードルを上げてしまっているのは容易に想像が付くでしょう。

ということでGDの練習ができるイベントの優先順位は高いです。練習量を重ねないと発言をどのくらいするのかの目安なども分からないはずですので多少無茶してでも参加するべきです。

私はキャリアセンター、エンカレッジで主に練習しました。他にもMeets CompanyやキミスカLIVEなどで練習することができます。選考までに10回練習できたならば心強いです。

GD中の立ち振る舞いや話し方、話を聞く態度などは面接練習で必要な力を身につけることにも繋がるので一石二鳥と言えます。物によっては企業研究に活かせるGD練習もありますしね。

予備知識無しでGDの練習に挑むことに不安を感じる人はネットや動画などでGDの対策、ポイント、どのように進むのかなどをあらかじめ勉強しておきましょう。GDの対策方法は人によって異なる点もあるので自分が合いそうな方法を探してみるのが良いかと思われます。

練習することが1番勉強になるとはいえ、何もしないで練習するのと事前知識を頭に入れて挑むのではやはり違ってきます。通学時間や寝る数分前など隙間時間を見つけてちょこちょこと知識を蓄えていきましょう。

また、就活が本格化してからは本選考でGDを経験する機会も増えてきます。これもGD練習の貴重な機会と言えるでしょう。可能であればインターンシップの選考の段階でGDを経験できるとなお良し。

ただしGDだけでなく面接にも言えることですが、選考を受ける際は本命企業を早期に受けることは避けましょう。就活力という物は練習だけでなく実際の選考も通して少しずつ身につけていくべきものなのです。

選考を早期に受けること自体は早期内定獲得による安心感という他に代えられない利点があるため、是非積極的に本選考を申し込んでいきましょう!

ニュースをはじめとする情報の蓄えが大切

GDでは様々な内容の問いが出されます。その対策として必要なこととしては、ニュースや流行などの情報を確認することです。

その企業に関連する内容の知識は勿論ですが、そうではない内容の物が出されることも珍しくないため、興味無いと感じるニュースでも可能な限り知っておくべきでしょう。

そしてもう一つ大切なこととしてはそのニュースを聞いて自分がどのように感じたかです。「この制度はこういう欠点があるからあまり良く思わないな」とか「こういう過去のデータがあるから賛成だ」とか考えることがGDでは肝になってきます。

SNSやニュースのコメントなどを見てどのような意見があるのかを確認してみるのも良いでしょう。ただし他人の意見に流されやすいタイプの人である場合、それで自分の意見が定まらなくなる可能性もあるので敢えて他人の意見を一切見ないというのも一つの手です。

とはいえ忙しい就活生にとって様々なジャンルのニュースを知るというのは難しいのも事実です。効率良くGD対策したい人は、

・志望する企業のニュースページを確認する

・業務内容や求める人物像などを知り、その企業についての知識を深める

・その業界のトレンドや現在の業績の伸び、競合他社についてなどを知る

といったことをしていくと良いでしょう。エントリーシートや面接対策の印象が強い企業研究ですが、GD対策にも繋がるわけです。

また、私が就活に取り組んでいたときは知りませんでしたがGDの対策本という物が存在する模様です。どんなお題が出るかという点では闇雲にニュースを確認するよりも効率良く知ることができるのでGDに不安を抱いている人は購入してみることをお勧めします。

GD練習以外で身につけるGD力

GD練習が出来ない時でも、様々な取り組みによってGDで役に立つ能力を身につけることが可能です。以下にその例を挙げていきます。

・大学の授業における授業など

少人数で話し合う必要がある授業、ゼミ、研究室などはGDの訓練だと思って取り組むように意識していきましょう。あまり話し合いで話していない人がいる場合は声を掛けるようにするなどの行動を取ると、グッとGD対策っぽくなります。

・OB・OG訪問

面接ほど堅苦しくなく、でもビジネス的なマナーや話し方が要求されるという意味でOB・OG訪問はオススメです。

何ならせっかくなのでGDのコツ、体験談などを聞くと良いでしょう。年齢が近い先輩ならばGDの記憶もまだ新しいので参考になるはずです。

・様々な人からフィードバックをもらう

上述したOB・OG訪問をはじめ、説明会など他の人と会話する機会があったときは自分から積極的に「自分のこういった点についてどう思いましたか?」など意見をもらうようにすると参考になります。それこそ同級生や親など身近な人相手でも構いません。

・表情の確認などは自分でするのが手軽

人によっては柔らかい表情を作るのが苦手という人も一定数存在します。笑顔の作り方に関しては鏡やスマホのインカメラなどを活用して自分でやるのが手っ取り早いです。どのような口角にするとどのくらい柔らかくなるのかといったことを色々試してみて本番でもそれができるようにしましょう。

・発声練習も大切

一人暮らしでないと難しいかもしれませんが、大きな声を出す練習をするのも自主トレとしては有効です。私はあまり声が大きくないので私よりもネットの情報などで声を出すコツは学んだ方が良いかと思われますが、腹式呼吸が重要であるという印象はありますね。

役割は持った方が良いか?

GDでは司会、タイムキーパー、書記などの役割を誰が担当するかを決めることが基本となります。

人数がある程度いる場合は当然ながら役割を持たない人も何名か出てきます。

こういうのって学校とかでも自分からグイグイやりたがる人っていますよね。そしてかくいう私がそうなのですが、「誰かやってくれないかなあ」と思って控えめになってしまう人もいます。

ただこのGDに関してはなるべく役割を積極的に立候補するべきだと述べておきます。

何故かというと役割がない人は、だからこそ積極的に意見を述べたりするなどどのような立ち回りをするかが鍵となるからです。というか、そうしないと人事の印象に残らないんです。

この辺りは人狼の市民に似ていると思います。やるべきことがある占い師や霊媒師などと異なり、市民は黙っているだけだとそのまま吊られてしまいますからね。

ということで目立つことが苦手、積極的に話すのが苦手な人ほど役割を立候補することをオススメします。他にやることがある分、思ったほど意見を言えなくてもそれ以外の点で評価されることがあるためです。

とはいえあまりに率先して私が私がと立候補すると協調性がないように見られますのでその点は要注意です。先着順ではありませんので、状況に応じて役割を譲ることも大切です。

逆に全然役割が決まらないというときは自分が何かしらの役割に立候補した上で、あなたはこれ、あなたはこれとどんどん決めてしまって良いと思います。役割が決まらなくて議論時間が減ってしまうのは避けたいことですからね。

結局GDを攻略する小技は何か?

GDはどのような結論を出したかというよりも、それまでの過程や各人の行動を評価されがちです。例えば、

・論理的に意見を言えているか

・質問や説明をみんなに伝わるように述べているか

・他の人の行動を確認したり、話せていない人が話せるような工夫をしているか

・残り時間やまだ議論していない内容などに気付く冷静さを持っているか

など色々です。

何が言いたいかというと、とりあえず何でも喋ればGD楽勝という訳ではないんだよということですね。この求められる能力の多さがGDの難しさと言えます。

ただ人見知り&消極的な私からアドバイスするとしたら、第一声は大切ということです。

自己紹介を行う場合は自己紹介でいかに話しやすい雰囲気の人かということを伝えられると良いですね。ありきたりなことだけ言うのではなく、「○○が趣味で今日もさっきまでやっていました!」など印象付けるような自己紹介ができると明るく話しやすいです。

とはいえ緊張感が緩んだからといってタメ語にならないようにはしましょう。社会人は先輩後輩問わず敬語で話しましょうとしている会社は多いです。その練習だと思って敬語で話すようにしましょう。

そして自分が話している時は面接においてもそうですが、結論ファーストで!皆さんだって分かりにくいだらだらとした文章は聞きたくないでしょうし、もう一度聞き直したりしているとそれで時間を消費してしまいます。

結論から述べた上で簡潔かつ説得力がある根拠を分かりやすく述べる能力が大切となります。論理性が肝となるため、多数決で結論を決めるのはタブーです。

結論をまとめるのは確かに難しいですが、各意見の共通している要素をまとめたり、結論を決める上で重要となる柱を最初に定めたりすると少しはまとめやすくなるかと思われます。

…などと色々述べてきましたが、1番大切なのはやはり積極的に発言することです!何を話そうか考えてから話す人っていると思いますが、そうすると発言する機会をどんどん失ってしまって評価されない状態になってしまいます。

周りから自分の意見を受け入れられようが、そうでなかろうが、恐れずに発言するべきです。

まとめ

選考を受ける上で欠かせないグループディスカッションについて、練習法から勉強方法、コツなど必要な要素を一通り述べさせていただきました。

色々やること多いよぉ…

と感じた人もいるかもしれませんが大丈夫。会話に入るタイミングが掴めなくて他の人の意見に頷いてばかりだった私でも、練習を重ねるうちに話せるようになってきたので。同じグループのメンバーに「GDに凄く向いていると感じました!」と言われたときは特に嬉しかったですね。

GDに明確な答えと言う物は存在しないのですから、過剰に発言内容を恐れる必要はありません。本記事で述べた内容を抑えた上で意見を積極的に述べるように意識していけばきっとグングン上達するはずです!

また、就活で利用したサービスをまとめた記事も以前投稿しましたので就活生は是非こちらもご覧になってくださいね。

就活で内定を得るためにどのようなサービスを利用したか?私の経験談を踏まえて書き記す – ルルアリーのお気楽ブログ (mypaselife.com)

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