就活で内定を得るためにどのようなサービスを利用したか?私の経験談を踏まえて書き記す

就活で内定を得るためにどのようなサービスを利用したか?私の経験談を踏まえて書き記す

就活について何をすればいいのか分からない人々に向けて少しでも参考になる情報を提供したい

就活を意識しなければいけない時期になったけれど何をすれば良いのか右も左も分からない…そんな人、たくさんいると思います。特にコロナ禍によって友達と疎遠になったりしていると余計どうすればいいの?となるでしょう。

この記事では私が就活を通して「これはしっかりと力を入れて取り組んだ方が良いな」「このサービスはもっと早く使っても良かったな」など思ったことを踏まえて是非皆様の役に立てたらと思います!

大学のキャリアセンター

大学によってもしかしたら少しサービスは異なるかもしれませんが主に

・求人票、企業を探したり、インターンシップの申し込みが出来る。

・就活に向けての講座やセミナー、説明会、面接練習など様々なイベントに参加出来る。

・キャリア相談において就活関連について相談したり、ES添削・面接練習などが可能。

といったところがメインになってくると思います。

個人的な感想になるのですが、大学のキャリアセンターのインターン、求人などはマイナビをはじめとする他のサイトに比べると圧倒的に少なく、あまり利用しませんでした。

最初の頃はあまり他のサイトを使わずにキャリアセンターで主にインターンシップを探すところから始めていたのですが、中々自分好みの企業も見つからず時間だけが経って…という状況でした。

あとでマイナビやキャリタス就活を使用してみたら掲示されている企業数が多くて印象的だった

とはいえ大学のキャリアセンターにも良いところはあります。それは主に「その大学の学生が欲しい」という求人が多いのと、「学校推薦を利用することができる」といった点です。

そのため「とりあえず何か内定が早く欲しい」という場合はキャリアセンターも合わせて利用するのが良いと思います!実際、私はマイナビなど他のサイト中心に探していたせいか内定を獲得するのがかなり遅れてしまったので…

そしてキャリアセンターから申し込めるイベントだったり、キャリア相談といったものは是非積極的に利用することをオススメします!自己分析をどのようにやっていくかが分かったり、どのように就活を進めて行くのかといったことが分かって参考になります。

キャリア相談も積極的に利用してきました。相談相手が複数人いるので様々な人から意見を取り入れることが容易であるという点も重宝した理由の1つです。

特に就活を始めたばかりの頃だと

見知らぬ人に出来の低いESや面接を見てもらうのが恥ずかしい…

と思うかもしれませんが、本番だって初対面の人にESを読んでもらったり、面接を行ったりするわけですから、早い段階から慣れておいた方が良いです。ESも面接も回数を重ねて改善点をしっかりと聞いていけば嫌でも上達していくので定期的に練習していくことはとても大切です。

ただしキャリアセンターの相談には欠点があります。それは「就活ピークの1~3月は予約が埋まりやすい」という点です。そういった時期の場合は後述する他のサービスも合わせて利用していくと効率的に進めることができます!

Matcher

MatcherはOB・OG訪問ができるサービスです。

Matcher(マッチャー)| OB訪問の新しい形

一般的にOB・OG訪問というと「その企業について詳しく知るために先輩達に聞く」という印象が強いと思います。しかし実際はES添削や面接練習といったことについても快く引き受けてくれる先輩達がたくさんいます。

私は就活を本格的に取り組んだ春休みあたりではこのMatcherも一緒に利用して就活を進めて行きました。但しMatcherは

①まずOB・OGとマッチングするかどうかの問題

②マッチングしてからも時間帯などを自分から提案して色々調整しなければならない

③リマインドを送ったり、状況によっては自分でzoomを用意したりする必要がある

といった点が少し面倒なのでキャリア相談の予約に余裕があるときは利用しませんでした。Matcherを利用する場合はこのような点も考慮した上で使うかどうかを決めると良いと思います。

勿論、自分が働きたいと思う企業のOB・OGがいたという場合などは積極的に利用していきましょう!

就活エージェント

キャリアチケットやdoda新卒エージェントなどですね。私はマイナビ新卒紹介を利用していました。そのため他のエージェントサイトとは少し異なる所もあるかもしれませんが、ざっくりとした特徴は基本的に一緒だと思うので私の経験談も踏まえて述べます!

マイナビ新卒紹介|新卒学生向け無料就職エージェントサービス (mynavi-agent.jp)

但し私は就活エージェントをすぐに使った訳ではなく、「いい加減内定が無いと困る」と感じた時期から始めました。

最初から使わなかった理由としてはエンカレッジの人やキャリアセンターの人などに就活エージェントの利用をあまりオススメされなかったのと、自分のペースで就活を進めたかったからですね。就活エージェントの利用率も20~30%前後とそれほど高くありません。

そんな私が就活エージェントを利用してみたことで思ったことを書いていきます。

(1)メールや電話による連絡が多い

これは多分わざわざ書くまでもないことのような気もしますが。ただし周りの人がどんどん就活を終えている状況の場合、「早く内定を取らなくちゃ」となるのでむしろ良かったかもしれません。それを踏まえても「内定が無いと困る」と感じた時期から利用したのは正解だったかなと思いました。

(2)別に就活エージェントを利用したからといって内定が獲得しやすいわけでもない

就活関連の記事を見ると高確率で「まだ内定が無い人は就活エージェントを利用しよう!確実に内定を獲得できる!」といった内容を見かけます。ただし私は就活エージェント経由の応募で7社ほど落ちてからようやく内定を獲得しました。

これって本当に受かりやすいの?

疑問に思って調べてみました。知らない人もいると思うので説明すると就活エージェントは企業から報酬を受け取ることによって成り立っています(=無料で利用できる)

そのため企業が報酬を払わなければいけない分、採用のハードルは実は企業サイト経由よりも高くなっているんですよね。

仮に全く同じ能力の学生が2人いたとして、1人は企業サイト経由(採用費用がかからない)、もう1人は就活エージェント経由(採用するのに100万円かかる)だとしたら普通は前者を選びますよね。

そのため他のサイトで書かれているほど就活エージェントはすぐ内定を獲得出来るわけではないということは頭の隅に入れておいた方がよろしいかなと。

(3)自分が今まで意識していなかった企業を見るきっかけになったり、就活の軸の幅が広がる

就活エージェントを利用すると色々と向いていそうな企業などを教えてくれます。その中には

もしかしたら○○さんの求めている企業とは少し方向性が違うかもけれど、○○という観点で就活の軸に合う可能性があるので紹介いたしました

というケースもありました。

こういったケースのおかげで改めて「自分にとって本当に大切な就活の軸は何なのか」といったことをしっかりと考える機会が出来たり、受ける企業の幅が広がったりしました。これは個人的には良かったことだと思います。

(4)特別選考などにより一部の工程をパスして選考を受けることが出来る

就活エージェント経由だとエントリーシートを提出するような企業は(あくまでも私が受けた企業の中ではですが)ありませんでした。

履歴書を提出する必要があるとしてもそれは合否に関係せず、面接からスタートする企業ばかりでした。中には最初の面接が最終面接ということもありました。

私は就活エージェントを利用するまでは高確率でエントリーシートの段階で落とされて、まともに面接する機会すら与えられませんでした。ですが就活エージェント経由の応募をしていった結果、面接回数も増えてみるみる上達していきました。

エントリーシートの段階で何度も落とされる!そのせいで面接の腕前に不安がある!

という方々には是非就活エージェントの利用をオススメしたいです!

勿論選考を受けるだけでなく、自己PR、学チカなどの内容を考えたり、面接練習なども行ってくれるのでその点でもしっかり就活力を鍛えることができますね。

総合的に見ると就活エージェントを利用すると自分のペースで就活を進めることは少し難しくなるものの、強力なサポートになると言って良い物です。「誰かにやれと言われないと行動を起こせない」というタイプの人には特にお勧めできます。

もし利用するか迷っているのであれば私のようにすぐには使わず、困ってから利用するのも手です。

就活サイトONE CARRER

ONE CARRERでは企業や選考について探したり、就活記事を読んだりすることができます。合同説明会も大手企業が多く参加しているし、企業説明会の動画も充実しています。まあこの辺りも重要かもしれませんが私はそこまで利用しませんでした。

フル活用したのは何と言ってもES・体験談の情報です。掲載されている企業情報は4万件以上、口コミも30万件以上と言うことで相当な量の情報が含まれています。ただしONE CARRERは大手企業が多く中小企業は載っていないこともあるのでその点は注意してください。

さて、たくさんのESが掲載されているのを見て少なからずこう思う人はいると思います。

ESをパクりたいけれどパクると企業からどう見られるか分からない…どうしよう

当たり前ですが、先輩方のESをコピペして出すのは駄目です。但し所々似たような文章になる分には問題ないです。

あまり企業研究が進んでいないときとかは5つくらいESを見てみて、そこに書いてある情報を元に重点的に企業研究するときもありましたね。

例えば何人かの人が「環境を意識している点に惹かれた」といった内容を書いていた場合、「この企業は環境への取り組みが活発」ということが分かってそこについて調べたり、関連付ける経験談を思い出したりというケースが多々ありました。

先輩達のESを参考にするとこのように時間を節約できるのがメリットとしては大きいですね。その分、他の選考対策に時間を回すことが出来るので。

もし「なるべく先輩達と似たような文章にしたくない」と考えるのであれば、自分の過去の経験談を入れたり、説明会やOB・OG訪問の話を聞いて感じたことなどを書くのが良いです。唯一無二の志望動機を作ることができます。

エンカレッジ

エンカレッジは様々なイベントが定期的に開催されている他、就活関連の記事を見ることが出来たり、メンターに相談したりすることが出来ます。私は大学のLINEにエンカレッジの案内が来たことがきっかけで3年の1学期頃から利用し始めました。

en-courage

エンカレッジはとにかくイベントが豊富なのが良いですね。自己分析セミナーや面接講座、GD講座など。複数の企業をまとめて知る機会であるEXHIBITIONやスピード選考のためのサービス(FAST ROUTEなど)も充実しています。特にグループディスカッションって他サービスやサイトだと練習する機会が少ないので嬉しいです。

あとはメンターの方と相談したり、アドバイスを頂いたりすることも可能です!相談相手が学生(内定者)なので就活のプロではないという点には注意する必要はありますが。

でも年齢が近い分、話しやすいというのはメリットだと思うし、最近まで就活をやっていた人達なのでより就活生の視点に立って話が出来るというエンカレッジならではの特徴もあります!

メンターのサポートが終了したら(メンターの卒業が近づいてきたら)面談は出来なくなるのでもしエンカレッジを利用したいと考えるならば早めに利用しましょう!

逆求人サイト

有名なのはOffer Box、キミスカなどですね。私はOffer Boxを利用していました。ただし就活エージェント同様に利用し始めは遅かったですが。途中まで利用しなかった理由もほぼ同じ(利用をあまりオススメされなかった、自分のペースで就活を進めたかった)。

OfferBox(オファーボックス) | オファーが届く逆求人型就活サイト

逆求人サイトとは自分のプロフィールや自己PRなどを記入して、興味をもった企業からオファーが届くと言う物です。

そのため企業側が求める人物像と合うと思ってオファーを送っているため、かなり内定を取りやすい…らしいです。

ただし私はどのくらい内定を獲得しやすいかは正直分かりません。というのもOffer Boxで5社ほど選考に進んだのですが、どれも落ちた上に別のところで内定を獲得してそのまま就活を終えたためです。なので残念ですが私の口からはあまり「内定を獲得しやすい」「落ちやすい」など分かりやすい助言は出来ません。

ただしOffer Boxのおかげで企業選びの視野は広がった!

逆求人サイトはその特性上、自分がどのような企業から興味を持たれているかを把握しやすいです。中には「○○という特性が当社に合っていると思ったのでオファーしました!」というように具体的に書いてくれる企業もあります。

そのため企業研究に行き詰まっている時であったり、どのような業界が良いのか分からなくなってきたときなどには特にオススメできます。中小企業の登録が多いのも視野を広められるのに役立ちます。

逆求人サイトについていつ利用するかですが、オファーがバンバン飛んでくる上に承認するのにも期限があるので就活エージェント同様、マイペースに進めたい人には向かないことを伝えておきます。

また、就活エージェントと違ってESや面接のサポートを得られる訳ではないのでその点も注意しましょう。逆求人サイトは就活において企業探しに苦労し出したら利用するのがベターなのかなと思います。勿論利用してみたいのであれば早期から利用しても構いません!

まとめ

以上、私が就活を通して特に重宝した就活のサービスをまとめました!

就活は皆さん初めてやることばかりで何から取りかかれば良いか分からないと思いますが、まずこのようなサービスに登録、利用を始めることが大切だと思います。

分からないことは積極的に質問して、参考になる情報はしっかりとメモして就活に取り組んでいきましょう!

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