生物と物理、どちらを選ぶべき?

生物と物理、どちらを選ぶべき?

以前、「文系にするか理系にするか」はどのように決めるかという記事を書きました。

文理選択の決め手は2つである – ルルアリーのお気楽ブログ (mypaselife.com)

理系にすることはすぐ決まっても、選択科目を生物にするか物理にするかで悩む人は結構多いのではないでしょうか。私も理系に進むことは昔から決めていましたが、そこはギリギリまで悩みました。

「化学を選ばずに物理・生物選択にした」という人も学校の同学年に1人いましたが、流石にこれはレアケースなので今回は考えないことにします。

因みに私は化学・物理選択にして最終的に化学1つに絞りました。私はどのように決めたか、選択に後悔していないか、決める際に大切な事などを伝えていきます。

少しでも皆様のお役に立てたら幸いです。

将来何の仕事をしたいかが1番大切!

文理選択の話のときと全く同じことを書いていますが、何の職業になりたいかを決めているのであればそれに合った進路を進むのが最も良いです。志望校の入試科目は科目選択の最優先事項です。

特に工学部系に進みたい人は物理選択であることは必須でしょう。

「生物だと受験の幅が狭まるから悩んだらとりあえず物理にしておけ」という意見をよく見かけます。実際私も割とそれに近い理由で物理を選びました。ですがこのような決め方は個人的にあまりオススメしません。

というのも私は物理と生物だとどちらかというと生物の方が好き&得意で、比較的少ない勉強時間効率良く得点を稼げたんですよね。

物理は計算問題中心になるため、実際に手を動かして何度も練習しないと身につきません。その時間を数学や化学、英語の長文読解に回せていたらもう少し効率良く得点を伸ばせていただろうな…という若干の後悔があります。

最終的に学力面での兼ね合いも踏まえて理科2つ必要な大学を捨てて、化学1本にしましたし。結果論になりますが、物理を勉強する必要なかったなと。

確かに物理を選択しないと受験の幅は狭まりますが、そもそも物理にさほど興味を持てない人が受験で物理必須になるほど物理要素が強い学部に行きたいと思える人は少ない気がします。

なので志望校の入試科目は確認必須ではありますが、「まだ志望校が決まっていないからとりあえず物理」といったやや消極的な選択はしなくて構いません。

特に医学系や農学部などの学部に進みたい人の場合、志望校が生物必須じゃなくても入学後まで踏まえると生物選択の方がメリットが多いので生物を選ぶべきですね。

結局は科目の好き嫌いが鍵

志望校がまだハッキリ決まっていない場合はどうするの?と思った方、その場合も文理選択と同じ。物理が好きか、生物が好きかで決めましょう。

この2科目はどちらも”理科”というくくりではあるものの、内容・性質共に最早別物です。そのため「どちらかは好きだがもう一方はあまり好きではない」という学生は結構多いです。

その場合はシンプルに好印象を抱いている科目の方を選ぶべきです。苦手であっても好きであればいくらでも伸びる余地があります!

私は物理は計算だらけで世間的な実験・研究的なイメージと少し違ったので化学や生物ほど好きになれなかったです。ただ数学自体は好きなので計算すること自体は楽しかったし難問を解いたときの満足感は割と好きでしたね。

物理は身の回りの現象を計算や法則で表せることに魅力を感じて好きになる人が多い印象です。物理は理科における全ての基礎となる要素なのでそういう意味では応用よりも基礎が好きな人向けと言えるかも知れません。

生物はやはり人の身体について、病気についてなど生活する上で少なからず覚えておいた方が良い内容を覚えられるのが魅力だと思います。

生物の内容はニュースでも親近感を持ちやすいですし、それもあって私も好きです。物理より敷居が低いのも納得です。

あまりネット上の情報を鵜呑みにせず、自分が勉強したい方を選びましょう。周りに流されてしまうと自信をなくしてしまいますからね。

物理と生物、どっちの方が難しいか?

私が高校生の頃、とにかく「物理難しい!」という人が多かったですね。文系・理系に分かれた2年生以降もそのような声はちらほら見受けられました。

逆に生物はそこまで苦戦する人がおらず。そのため私は物理の方が難しいという印象が強いです。

しかしネットの情報を見る限り「生物は安定した得点を取れるけれど高得点は難しい」などの意見もあり、安易に「生物=楽」という訳でもないということを知りました。

どうしても「生物=暗記」というイメージが強いですし、実際暗記が得意な方が生物は有利です。しかし論述問題があるので英単語みたいにワードを何度も書いたりして練習しているだけでは太刀打ちできないということです。

そのため「生物なんて覚えればいいんだから生物にしよう」的な理由で選ぼうとしている人はその辺りもよく考えた方が良いでしょう。

また、私の高校ではそうでもなかったですが世間一般的には物理選択者の方が多いです。そのため生物選択者は相談相手が少なくなったり、試験で生物が難関科目になったりしたら相対的に不利になるといったリスクは頭に入れておいた方が良いでしょう。

あとは程度の差があれど、根本的に理系を選ぶ人は計算に比較的抵抗が少ないと思われます。中には人物名などを多く覚える必要がある社会が嫌いという人もいるでしょう。そのため生物よりも物理の方が簡単という人がいても全くもっておかしいことではありません。

結論から言えば「どっちの方が難しいか」という問いに対しては「人による」としか言いようがないです。一つ確かなのは、英単語や歴史などで覚えることができるかどうかが生物に抵抗感なく取り組めるかの分かれ道ということです。

まとめ

物理選択、生物選択で大切なことと科目の難しさについて解説しました。

まとめると

・志望校が既に決まっている場合はそれを最優先

・志望校が決まっていない場合はどっちの方が好きかで判断(得意不得意ではない)

・必ずしも生物が物理より楽という訳ではない

この辺りが特にこの記事を通して伝えたかった要素となります。

この記事を参考に、皆様に是非後悔のない科目選択をしてほしいと思います。

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