大学生の時間割の組み方のコツ、フル単で良いのかなど

大学生の時間割の組み方のコツ、フル単で良いのかなど

高校までに比べて一気に自由度が高くなる大学生は何の授業を取るのかも融通が利くのが大きな特徴です。

ですが初めての履修登録、どのようにすれば良いか分からないという人も多いでしょう。

私はまだ20代という点から大学の頃の記憶も比較的あるため、自分の記憶を参考にどのように履修登録するのが良いかをまとめていきたいと思います。

大学生の方、これから大学生になる方は是非ご覧になってください!

上限近くまで履修しても大丈夫なの?

多分皆さんが気になっている要素の一つとして、「なるべく多く履修したいけれど、あんまり多く履修すると毎日負担が大きいかもなあ、どうしよう…」という点ではないでしょうか。

結論としましては、問題ありません。むしろ1年時と2年時は上限ギリギリまで履修するべきです。

必修科目の単位を落としたら再履修する必要がありますし、必修じゃなくても単位を落としてしまったら通常よりもより多くの授業を履修する必要があります。

そのような状態になっても、1年時と2年時に時間割を盛り盛りに詰めておけば3年以降で充分挽回の余地ができます。

逆に全学年均等な負担になるように、と少し履修を減らしているとそのようなリスクがあった際に学年後半の負担が大きくなってしまい、卒業できるかどうかの危機が訪れてしまいます。

フル単にする場合、前期と後期はなるべく同じくらいの単位数を履修するようにしましょう。どちらかに偏っているとかなり勉強漬けになってキツい大学生活になってしまいます。

そして大学生活終盤では就活に大きな時間を浪費する羽目になります。理系の場合は卒業研究も大学生活における大きなウェイトを占めることとなります。

企業が面接を指定するのは比較的午後になりやすいので午後の授業は避けた方が良いですが、絶対ではないですし取り残した必修科目が午後にある場合はどうしようもありません。

なのでやはり早いうちにガンガン単位を取得した方が良いですね。なるべく10単位以下、できれば4年時は「卒業可能な単位数を取得済み」「4年時にならないと取れない単位以外は取得済み」が理想です。

もし4年時にまだ単位を取りきっていないのであれば就活のピークである前期よりも、暇になりやすい後期に多く履修した方が良いです。

が、後期で単位を落とすと状況によっては卒業に関わる問題になったりもするのでその塩梅が大事ですね。結局前期と後期、同じくらいが1番無難かもしれません。

なので大学の授業に関しては大学4年時ではなく、3年生終了時を一つのゴールとして見なす意識を持つことをオススメします。

授業は1日に何コマ取るのがベストか?

個人的には1日3~4コマがオススメです。

1日1~2コマだと、そのために大学に行くのが少々馬鹿馬鹿しく感じてしまいます。特に私は家から大学まで遠かったので往復の時間の方が長いということもザラでした。

1日2コマは本来ならばそこまで馬鹿馬鹿しく感じないですが、片方が休講とかになったら結局1授業のために往復する羽目になってしまうので…

個人的に1日2コマは別に良いですが、1日1コマの場合はもういっそのことその授業は取らないで全休にした方が良いと思います。

そして私は1,2年の頃ちょくちょく1日5コマ受けていたけれど、5コマは個人的に中々しんどかったですね。9時前に授業が始まって空きコマ無しで終わるのが18時手前なので後半の方の授業は段々頭に入りにくくなってきます。

また、あまり1日に入れすぎるとレポートや試験が重なる可能性が高くなるのでそれを避けるという意味合いもあります。それでもどうしようもないくらい被ることもありますが、It’sしゃーない。

それに行きも帰りも見事に通勤ラッシュにぶち当たるので通勤ラッシュが苦手な人はなおさらしんどいところです。

ということで、個人的なオススメコマ数は3~4コマです。

ただ必ずこれを守る必要はありません。例えば1週間に1,2回ほど2コマで終わる日があったりすると気分的には結構嬉しくなるものです。1日5コマも週1くらいならば私もやっていましたし。自分が理解できる時間割を組むことが1番大切です。

各時間帯ごとの空きコマのメリット

1限を入れないメリット

皆さん想像付くとは思いますが、1限を入れないのは朝が苦手な人の常套手段です。大学によっては1限は全然人いなくて教室ガラガラなんてことも。

ただ私は早起きが全然苦手じゃない(むしろ得意)ので意欲的に1限に授業を入れていましたけどね。

だってどうせ朝ゆっくりできても昼以降授業を受けなければいけないわけじゃないですか。そんな状態だとそんなにリラックスできないです。

早々に授業を終わらせて、帰ってから好きなことを思う存分する方が気持ち的にも楽だし満喫できると思いますけどね。毎日1限を入れれば毎日朝早いので規則正しい生活を送れますし、早起きが憂鬱になることもありません。

ただ高校までは常に8時30分とかそのくらいに学校が始まって、社会人になってからも大体は朝から仕事です。それに対し大学は人生において貴重な、早起きが義務ではない時期なのも事実です。

それを踏まえるとせっかくの大学生活なので朝が苦手な人は1限に授業を入れずにゆったりモーニングを日々楽しむというのも、まあこれはこれでアリかなと。通勤ラッシュも避けられますし。

特に夜遅くまでアルバイトをしたい人、飲み会に積極的に参加したい人は1限を少なくした方が良いでしょうね。

2限、3限を入れないメリット

ここに授業を入れない場合、大体は前の授業を受ける→空きコマ→次の授業という流れであることが多いのではないでしょうか。

私は空きコマをなるべく作らない人間だったので2限、3限が空くということはそんなになかったですね。

ただしこの時間帯、何気に優れた利点があるんですよね。それはずばり充実したランチタイムを過ごせるということです。

2限と3限、どっちも授業が入っている場合、私の場合は学食でサーッとうどんを食べるか、コンビニのおにぎり・パンで済ませることが多かったです。第一、学食混みやすいし…

ですが空きコマを使ってピークタイムを避ければ定食も時間を気にせずゆっくりと食べることができます!私も2限までで授業が終わる日はるんるん気分でランチを楽しんでいました。

また、2限か3限が空きコマだと大学外の美味しいレストランでランチを楽しむのも現実的になってきますね。食マニアはこの時間帯の空きコマを意識するのは必須かも?

4限、5限を入れないメリット

ここの時間帯を避けるメリットは人によってまちまちだとは思いますが、1番現実的な利点としてはバイトを入れやすいという点だと思います。

大学のバイトは基本的に夕方・夜が主流となってきます。組みやすいシフトを考慮するためには夕方以降の授業を少なくすることはかなり大切です。

また、サークルに入っている人の場合、もう既に授業が終了した後であれば時間を気にせず思う存分活動に参加できます。帰宅途中や帰宅後にお出かけ・寄り道等もしやすいですね。特にライブやコンサートにはかなり参加しやすくなります。

ただ勉強するだけの大学生活はつまらない!という人はこの時間帯をなるべく空けるように意識するとかなり充実した1日を過ごせるのではないでしょうか。

空きコマって入れるべき?

結論から言えば、基本的に空きコマは作らない方が良いですね。サークル、バイト、遊び、レポート作成。どれを取っても空きコマの時間よりももっと長いまとまった時間を確保できた方が満足のいく体験ができます。

空きコマを入れないで組むのが難しい、という人もいるかもしれません。個人的にですが、空きコマは1日に1コマくらいであればそんなに問題ないと思います。

先述したまったりランチ、のんびりおやつ、友達とおしゃべりといった息抜きもできます。ちょっと大学周辺をお出かけしたりするのも良いですね。90分あればサークル活動もそこそここなせます。

わざわざ大学でする必要があるかどうかという点はありますが、ドラマや映画を視聴したりYoutubeを見るのもリフレッシュとして良好です。

また、大学でやる必要がある雑用をその隙に終わらせたり、レポート・課題作成の時間にも費やせます。

確かにレポート作成はもっとまとまった時間を取った方が良いですが、限られた時間だからこそ目標を立てて取り組めるという利点もあります。それに大学には図書館があるので参考文献には困りません。

家に帰ってしまうとだらけてしまう、勉強しなくなるという人は意識的に空きコマを入れるというのはアリだと思います。

ただこの場合でも空きコマは1コマが限度でしょうね。1日2コマ以上空くと総じて時間の無駄が大きいです。ましてや2コマ連続で授業がないと何をすれば良いんだという状態になってきます。

というわけで空きコマは可能な限り作らないように時間割を作りましょう!

その他、時間割を組む際に役立つ小ネタ

単位を取りやすい授業を見極めよう

大学は中学・高校の時以上に先生によって評価の方法、テスト形式などが本当にバラバラです。

なので単位を取りやすい授業、取りにくい授業の差があります。必修科目でないものは、なるべく単位を取りやすい物中心に履修するようにしましょう。基本的にテストで決まる科目よりもレポートで決まる科目の方が単位を取りやすいですね。

どのように見極めるの?と思うかもしれませんが、シラバスでどのように評価するのかを確認したり、S、Aなどの評価が履修者のうちの何%だったかなどを調べたりすると案外分かるものです。

不可の割合が限り無く0に近い科目が理想ですが、10%以下なら妥協範囲かと。

逆に20%前後ある科目は要注意です。ましてや30%超えなんてしていたら多分難関科目として有名な科目のはずです。

楽単の例としては、自分の大学における体育は私のような屈指の運動音痴でも毎回出席して課題さえ出せばSが取れるような科目でした。

このような科目は是非ガンガン取っていきましょう。かくいう私も運動嫌いなのに体育は全て履修してバッチリ全てSを取りました。何て美味しい。

あと抽選科目は大体楽単です。抽選になる→それだけ履修者が多い→楽単で有名、ということですので。抽選科目は外れるリスクもありますが、そのリスクに備えて多めに履修しておいて後で取り消しておきましょう。

あと「○○先生のテストはやばい」だとか「××先生は鬼」だとか教授や生徒間で噂になりやすいので嫌でも耳に入りますね。そして結構合っていることが多いので噂話というのも馬鹿に出来ません。

なるべく知人と同じ授業を取っておこう

皆さんの中には中学や高校などにおいて、欠席したため仲の良い友達にノートを見せてもらったという経験がある人もいるでしょう。

ですが大学生の場合、仲の良い友達が思ったほどできなくてそのようなことができないというケースもあるかも…

と言うわけで知人と相談して取る科目を決めるというのは、一見ヘタレに見えますが案外理にかなった行動と言えます。無理に合わせろとまでは言わないですが頭の隅に入れておいて損はないと思います。

「そういうの嫌いだよ相談とかやってらんねー」という私みたいなひねくれ者は、必修科目の前後の授業をなるべく履修するように意識することをオススメします。

空きコマをなるべく作りたくないと皆さん考えていることは一緒なので、高確率で同じ学科の同学年の人が一緒に受けがちです。あまり話したことない人であっても、学科や学年が違う人よりは話しかけやすいはずです。

意外と見落としやすい教室場所

皆さん意外と見落としやすいのが教室ではないでしょうか。同じ建物にある教室ならば連続でも非常に受けやすいですし、逆に移動に5分以上かかるような場所である場合、休み時間がかなりせわしなくなってしまいます。

まあ教室まで考慮していたらただでさえダルい履修登録が更に面倒になるのであまり神経質になる必要はありませんが、それでも

1限はA棟→2限はB棟(5分以上かかる)→昼食後、3限は再びA棟

みたいな授業の履修を私はやったことがあるのですが正直かなり大変でしたね。なので教室場所の確認は簡単にしておいた方が良いと思います。

あと理系の場合、実験の前は余裕を持った方が良いです。準備やらなんやらであっという間に時間になるので。

全休を取りたい!全休を入れるのはアリ?

平日に授業を一つも入れない日が作れればその日は全休になります。他の曜日がその分忙しくなったり履修する授業が減るかもしれませんが、休みが1日増えるというロマンは捨てがたいですよね。何よりテーマパークやショッピングモール、平日のイベントなどにも行きやすいのが◎。

当然ながら全休を入れることによるデメリットもあるのでそこを考慮した上で作る必要はありますが。例えばサークルに積極的に参加したい人は、大学へ行く回数が減る分参加しにくくなるという問題があります。

私はガンガン単位を取得したかったので全休は入れませんでした。1,2年で単位を取りまくって3年や就活が終わった4年時に休みをたっぷり取る方が良いと感じたためです。とはいえ入れたい人は入れて良いと思います。今までの週休2日生活や休みが少なくなる社会人以降では真似できない体験ですからね。

土日と繋げて3連休にするか、週の真ん中に置くかは人によって好みが分かれるところです。

旅行やライブツアー等が好きな人は月 or 金を、そうでもない人は水曜をオススメします。週の真ん中が休みだと程良くリフレッシュできますし、5日連続で大学に行くということにならないので月曜日の朝もそこまで憂鬱にならないですよ。

ただ大学4年生は月 or 金が休みの方が良いかもしれません。他県の面接を受ける場合は移動時間が必要となりますからね。

まとめ

大学生の時間割の組み方のコツについて取るべき単位数、1日の授業数、空きコマの有無、その他小技など皆さんがどうすべきか気になるところを私なりの意見や経験も踏まえて解説しました。

色々述べてきましたが、個人的に最も伝えたかった内容は「大学1,2年生で積極的に単位を取って3,4年で快適に過ごせるようにしよう」という点です。

ですが大学生は高校生までと違い、どこに焦点を当てるかは自由です。そのためあくまで私の意見は参考までにして、自分が過ごしたいと思える時間割を組んで大学生活を送るのが1番です。

私は勉強ばかりの大学生活を送っていたため、遊びたい人やサークル活動に打ち込みたい人などは是非そちら側も満喫した大学生活を過ごしてほしいです。

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