世の中って言うほど男尊女卑なのか?

世の中って言うほど男尊女卑なのか?

世の中において「女性差別」というキーワードはどこかしらで見たことがあると思います。最近は映画やゲームなどでも男女の扱いが云々という話題になることも少なくありません。

ただし私は20年以上生きていますが男になりたかったと思ったことは今まで全くと言って良いほどないですね。むしろ「男の人って可哀想だなあ」と感じることも多々あるほど。

男性差別って女性差別ほど話題にならないだけに、きちんと理解する必要があると考えたためこのような記事を作成することにしました。

私の個人的見解を多く含んでおりますので共感できないという人もいるとは思いますが、あくまで一意見として見ていただけたらと思います。

リスクを背負わされるのは大抵男

私の職場において、体力を使う仕事をさせられたり重い物を持たされたりする仕事は大抵男性です。周囲が女性ばかりの環境なら別ですが、そうでない場合は大抵男の仕事。

私は元々体力はそんなにないので重労働メインじゃなくて良かったなと感じます。それに私が重い物を持とうとしたりすると「重いから気をつけてね」などと気を配ってくれるので優しさが身に染みます。

ただ良かったと思うと同時に男性は可哀想だなと感じてしまいます。男性でもそれほど体力がない人というのは普通にいるので。

トラック運転手や建築家など見るからに重労働と分かる仕事なら仕方ないですが、普段そこまで体力使わない仕事においてたまに重い物を持たされると鍛えていないだけにやや大変です。

身体を使う仕事をするということは疲れやすくなりますし、ケガなどのリスクも高まります。極端に言えば、健康を損なう可能性がある訳です。

今に限らずとも昔を振り返ってみれば戦争に行くのは十中八九男性です。戦争に至っては健康どころか生死に関係する物なのです。男なら危険な目に遭っても良いとでも言いたいかのような男性の扱いは本当に可哀想だと思います。

日本に限らず世界的に見て女性の方が平均寿命が長いのですが、この「背負わされるリスクの大きさ」は少なからず寿命の差に影響を与えているのではないでしょうか。

女性専用車両について

男女差別という話になると触れざるを得ないのは女性専用車両ではないでしょうか。痴漢防止のために用意されている訳ですが、なんとまあしょうもない。

私は通勤時に女性専用車両が改札の1番近くにあるので大体そこに行くのですが、当たり前ですが他の車両より空いています。

そして改札から1番近いところにあるので知らずに乗ってしまい、「1番後ろの車両は女性専用車両です」というアナウンスを聞いて慌てて別の車両に移動する男性を何人も見たことがあります。

そもそもサラリーマンは男性の方が多い世の中なのだから、ただでさえ混雑する朝に女性専用車両を用意されたら他の車両が混雑するのは目に見えています。

女性専用車両を用意したら他の車両が混雑しやすい分、密集してしまって痴漢しやすくなるじゃないですか。それって意味あるの?と感じてしまいました。

男性専用車両を作れば痴漢冤罪を避けたい人や混雑格差といった問題点もまだ解消されるかな、とは思いましたがこれもやはり微妙な気がします。

防犯カメラの精度を高めるとか、根本的に満員電車にならないような対処法を考えるとか別の解決策を用意した方が効率よさそうです。

そもそも痴漢ってたかが身体が触られるくらいじゃないですか。なので本来は「あらあら」くらいに思って無視するか、無闇に騒がず確実な証拠を得てから通報すれば良いだけの話です。  

レイプされるとかだと妊娠のリスクがあるから絶対に嫌だし、スリされると貴重品を失うし、暴力を受けると症状によっては正常な生活を送れなくなります。これらに比べると痴漢って正直大したことないので世の中痴漢に対する対処法が大げさすぎるとすら感じます。

(念のため言っておきますが、痴漢はレイプ、スリ、暴力などに比べればまだマシというだけで痴漢も当然許されるような行為ではありません)

因みに私は高校、大学と野郎共が多数いる中ずっと電車で通学・通勤していましたが痴漢に遭ったことなど1回もありません。

むしろ痴漢冤罪を受けて余計な時間を浪費する羽目になったり、変な悪印象を会社などで抱かれてしまったり、下手したら逮捕されて人生が狂ってしまう男性の方が大変なのではないでしょうか?

それに少数とはいえ男性も痴漢を受けることがあるのだから女性ばかり被害者だと考えて対処法を練るのは筋違いだと思います。

デート代、飲食代は男が多く払うという風潮があるらしい

今までロクに他の人と飲食をしてこなかった私は初めて知ったことなのだが、デートや飲食のお金は男が多く払う傾向にあるらしい。何でやねん。

上述した背負わされるリスクといい、このお金の支払いといい男は本当に損ばかりですね。

というかそもそもデート代や飲食代に限らずとも、自分の分は自分で払うのが当たり前ではないのか?根本的にそこがまず疑問。自分の分は払うという意識を持つべきではないでしょうか。

まあ自分から「今日は俺が全部払ってあげるよ」と言ってくれたら遠慮しないで素直に受け止めて良いと思いますけどね。頼りになる人という印象を付けるための課金代とでも思っておいてください。

男性の選択肢の狭さについて

女性は産後仕事復帰するケースもあるし、専業主婦として子供の面倒を見るケースもある。そしてどちらでもそこまで周囲から変わった目で見られません。

それに対し専業主”夫”というのは未だ非常にレアな存在です。周囲にそのような人がいないので断言はできませんが、ちょっと変わった目で見られるのは事実だと思います。

専業主婦って仕事より楽だと馬鹿にする人いるかもしれませんが絶対大変だと思いますよ。外でギャーギャー騒ぐ子供やテレビに出ている子役などを見て「子供だからって甘く見て貰えると思うなよ」なんて感じている私には到底向いていないのは間違いないです。

子供が何をするか分からないからちゃんと見ていなきゃいけないし、一匹狼である私としては日中ずっと子供と会話するのが苦痛すぎます。私は働いている方が自分の時間も取れて楽だと感じます。

ただしこれはあくまで私の場合であり料理や掃除などが得意な人、仕事ばかりに追われて生活が雑になるのが嫌な人、子供の面倒を見たい人など専業主夫になりたい人は沢山いるはずです。なので男性も仕事優先か家事・育児優先かを選びやすい環境になってほしいと思います。

仕事に情熱を持って取り組んでいるという人の場合でも、妻や子供がいるとなると話が変わってくるという人はいるでしょう。独身であれば何だかんだ気楽に仕事できるのに対し、家族を支えるために働くというのはプレッシャーが大きいです。

そのプレッシャー故に成果を伸ばせなかったり、病んでしまったりということがあります。それもあって主夫という道を中々選べない男性陣は可哀想だと感じてしまいます。

それに仕事をしていると子供と関わる機会が必然的に減りますからね。我が子の成長を見たいという人にはこれも問題点と言えます。

仕事帰り後と休日でしか関われない影響力というのは想像以上に大きいものなのです。子供もそのような人には中々心を開かないし、子供の趣味も中々共有できない。結果、親子関係が良好と言い難い関係になりがちなのです。

よく「母親とは仲良しだけど父親とは不仲」というケースがありますが、まさにこの幼少期の影響が大きいでしょう。

男性の育休取得が進んでいる現在、その流れに乗って専業主夫を世間が変な目で見ないような世の中になることを祈るばかりです。

女性の方がしっかりしているという風潮

まず大前提として、各々の性格は老若男女関係なく人それぞれです。明るい人もいるし、落ち着いた人もいるし、優しい人もいるし、気が強い人もいます。その上での意見となります。

学校でも会社でも、男性よりも女性の方が期限に余裕を持ってコツコツと取り組んだり、講義を真面目に大人しく聞いていたりするイメージがありませんか?

要するに女性の方がしっかりしているという世間の偏見があると考えています。

実際夫婦関係を見てみても共働きであろうが専業主婦であろうが、「妻がお金を管理しして夫が保持するお金は小遣い代のみ」という家庭が多くありませんか?

これも男性は損だなあと感じます。かなり真面目だったり我が道を行くタイプの人じゃない限り、男性はちょっとポカしただけですぐいじられ役にされるし大人しい人は物言い強い系上司からパワハラじみたことをされるし。

女性は分かりやすいお馬鹿キャラやイケイケ系は別として、多少やらかしても「次は気をつけてね」くらいで終わることも多いし、やたら男性陣に当たりが強い人でも女性には割と優しかったりするし。

上手く語源化できているか不安ですが、この男女の印象の差というものには昔からずっと何かが引っかかっているんですよね。

まとめ

個人的な偏見・意見全開で「男性が女性よりも冷遇されている要素」を述べさせていただきました。

勿論女性ばかりが有利な世の中ではないとは思いますが、メンタル的に安定して生活しやすいのは女性の方だと思いました。

子供の頃を思い返してみても、女子がポケモンやムシキングを好きでもそこまで変な目で見られないのに男子がプリキュアやラブand ベリーを好きだと「キモっ」とか言われるんですよね。

こういう好きな物すら自由に選びにくいという点が男性の生きづらさだと考えました。

男女差別というのは批判されやすいデリケートな話題ではありますが、自分がどのように考えているかを一度振り返ってみることをオススメします。私自身含め、知らない間に差別していることに気付くかもしれません。

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