大学生はバイトのデメリットもよく確認するべき
大学生の方、あるいはもうすぐ大学生になる方の中には「バイトしたいけれど大変そうだしやろうか悩んでいるんだよなあ」という人がいるのではないでしょうか?
1人暮らしをしている人であったり、バイトしたいという明確な意志があったりするならばどうぞバイトに励んでください。
しかし実家暮らしでバイトするか悩んでいる人は無理してまでバイトをする必要性はないと感じております。実際、私もバイト経験はありませんでした。バイトの必要性が薄い理由について以下に述べますので決める際の参考にしていただければと思います。
目次
大学生は言うほど暇ではない
私が理系なので文系の人は比較的時間があるとは思いますが、大学生は言うほど暇ではないという事実を高校生の方々にはしっかりと伝えたいです。大学生は下記のようにやるべきことが色々あります。
1.授業
大学の授業は難しいため、本来ならばこまめに予習・復習することが大切なので授業を受ける以外にも時間が欲しいところです(この予習・復習ができない生徒の多いこと…)。
2.実験
実験の授業は長時間立って作業をする必要があり、普通の授業の何倍も疲れが溜まります。因みに私の大学では実験科目を正当な理由のない欠席をすると、その時点で落単確定でした。
3.課題
特にオンライン授業は毎週課題があることも少なくありません。また、実験は毎週レポートを出す必要があります。出来が悪いと再提出になるので真面目に取り組む必要があります。
4.就活
大学3年頃から徐々に準備が必要となってきます。自己分析、企業研究、ES提出、面接練習などやるべきことは山積み状態です。
5.ゼミ・研究室
必須ではありませんが、勉強面において重要です。特に理系の方の研究室は何時間も滞在することが当たり前とも言える状態です。
6.運転免許取得
車を運転する気がなくても持っておくべきです。社会人になると仕事で疲れますし、長期休暇を取ることも難しいので大学生における免許取得の優先度は高いです。
大学生は忙しい、ということがお分かりになったのではないでしょうか。そこにバイトが加わると疲れとなる要因が更に増えることとなります。しかもバイトは(仕事内容にもよりますが)ずっと立っている必要があったり、接客でたくさん話す必要があったり、業務内容をたくさん覚える必要があったりと疲れる要素を多分に含んでいます。
お金を稼ぎたい!働きたい!!
というノリでバイトに申し込もうとしている方々は、以上のようなことを覚悟できていますか?もう一度考え直してみたらいかがでしょうか。
自由時間をしっかり確保することだって大切だと思う
勿論、毎日が忙しいわけではないです。曜日によっては午前2時間だけ授業を受けてあとは自由時間という日があったり、就活はときに休憩を挟みながらできたり、春休みはまったり過ごすことができたり…
「じゃあバイトする時間あるじゃん」と突っ込みたくなる人もいるかもしれませんが、私は自由時間はバイトに縛られずにしっかりと満喫した方がリフレッシュになると考えています。
・家族と一緒に過ごしたり、友人と遊んだりする。
・自分の趣味をたっぷり満喫する(ゲーム、インターネットを見るなど何でもOK)。
・長期休暇を利用して旅行に行く。特に海外旅行は大学生が1番行きやすい(金銭的にも時間的にも)。
・テーマパークへ遊びに行ったり、コンサートへ行ったりすることなら1日休みがあれば可能。
などなど。
私からしたら
せっかく遊べる時間があるのにわざわざ仕事するの?
と思ってしまいます。どうせ社会人になればたくさん働けるし(何なら嫌でも働かなければならない)、とりあえず勉強すれば「デキる奴」と見なされる学生時代にわざわざ仕事をしたいとは思えませんでした。
同じお金稼ぎ&仕事をしたいのであれば、長期インターンの方が魅力は多いと思います。
長期インターンは社員と同じ目線で仕事を体験できる上、業界・企業研究として参考になるので就活でも役立ちます。何より長期インターンに参加していない就活生より大きなアドバンテージを獲得することもできますし。
すぐに稼ぐことはできないけれど、ブログ運営をするのもアリです。
ブログは情報を取捨選択する能力や文章力といったものが鍛えられるので将来性は勿論、大学生活においても課題・レポート作成でその力を発揮することができます。何よりパソコンさえあれば場所・時間問わずできますし、どのくらいの頻度で更新するかも自由ですので生活スケジュールが乱れにくいのが強みです。
「バイト大好き!」と感じている人に心がけてほしいこと
「わざわざ仕事するくらいなら遊びたい」と私は書きましたが、人によっては働くことが楽しいという人もいると思います。人のためになることをこなしたり、幅広い年齢層の人と関わることができるというのは大学ではできないことですし、日々の生活に生きがいができます。好きでバイトをしている人を止めるほど私も鬼ではありません。
ただしバイトをする際に絶対に心がけるべきことなのは大学生活(特に勉強)に支障をきたさないようにするという点です。
バイトが楽しいと思い始めてしまいシフトをたくさん入れてしまったり、次の日に授業があるのに夜勤を入れてしまったりすると黄色信号です。バイトのことで頭がいっぱいになってしまって授業の内容が頭に入らなくなってしまいます。
大学に進んだからには絶対に大学に何かしらやりたいことがあって入学してきたわけですからね。働きたいなら高卒で就職すれば良いわけですし。せっかく入学した大学をバイトで台無しにしないように心がけていきたいものです。
バイトをしている人であっても、学費は親が払っている家庭が殆どだと思います。バイトに夢中になった結果、勉強に集中できなくて留年してしまうとさあ大変。お小遣い代を自分で稼ぐことで親孝行しているつもりが、逆に親に学費面で余計な費用を払わせてしまうことに…
私はバイトよりサークルの方が大切だと思った
バイトとサークル、どちらを優先するかは悩む人が多いと思います。私は今までの文章を見れば分かる通り、サークルを優先した方が良いと考えている派です。理由としては主に以下のようなことが挙げられます。
1.勉強面でアドバイスを貰ったり、過去問を入手できる
サークルに入って、定期的にサークル活動に参加しておけば特別社交的な性格でなくても同級生や先輩と親しくなることができます。友好関係を築いておけば「この科目はこんな感じでテストでは問われる」「これは単位を取りやすい科目」など情報が入ってきやすくなります。私もサークルの友人達には随分と助けられました。
2.サークルは代えの効かない、大学時代でのみ行える活動
先ほども言いましたが、仕事はどうせ社会人になったらたくさんできます。それに対し、サークル活動は大学でしか経験できません。企業内にサークル活動がある企業もありますが、勤務の疲れや若さによる体力などを考えるとやはり大学生の頃の方が積極的に参加しやすいでしょう。飲み会も同様です。
3.大学の授業が終わったらついでのノリで活動に参加できる
当たり前ですがサークルは大学内で行うため、授業終わりに気楽に参加しやすいです。また、バイトのシフトと違って特殊な活動・イベントなどでなければ帰宅のタイミングも自分で自由に決めることが可能です。
個人的に1番やってはいけないことはバイトもサークルも中途半端に取り組むことだと考えています。バイトとサークルの予定が被った際にどちらを取るかを考えるのが面倒になる上、学チカの内容が薄くなってしまう可能性があるからです。
バイト経験の有無で就活の有利不利はあるか
大学生のうち、バイトをしている人は8割以上と言われているので、バイトをしない人はかなり少数派ですね。そのため、面接においてもきっとバイトをしていない人は珍しい目で見られることでしょう。
就活に有利か不利かで言うのであれば、不利にはなるかもしれません。ですが、以下の2点を押さえておけば基本的に問題ないはずです。
1.バイトをしなかった理由を明確に答えられるようにする
「何となくめんどくさいしバイトはいいや…」くらいの気持ちで、やっていない人は要注意と言えるでしょう。面接で問われることがあるので言語化できるようにしておきましょう。
ベタなのは「勉強に集中したかった」「サークルに優先的に参加したかった」など代わりに何か他のことを頑張る系のエピソードですね。
特に理系の場合、面接官の人が
確かに実験とか卒業研究とかあって大変だよね~
といった感じに理由を話す前から結構スムーズに理解してくれることもあります。
2.大学生活において何かしら努力したエピソードを語れるようにする
まあでもこれは普通に大学に通って、しっかり授業や試験を受けたり、サークルに参加したりすれば、何かしらエピソードは生まれると思います。ボランティアに参加していたり、趣味(読書を頑張っていたなど)に熱中になっていた場合は更にエピソードが増えますし。
授業サボりまくったり、まともに大学へ行っていなかったりして虚無な生活を送っている場合は好きにしてください。何のためにあなたが大学に進んだのかは私は知りませんけどね。
まとめ
私がバイトをしなかった理由であったり、大学生活において大切なことといったことをまとめたことにより「大学生は必ずしもバイトをする必要はないよ」ということをお伝えいたしました。正直バイトをしたくないと思っていた人は、私の記事を読んでみて少し安心できたのではないでしょうか。
バイトが楽しいと思っている人や全力で取り組んでいる人はこの記事を見て「バイトだって魅力はたくさんあるよ!」とじれったい気持ちになったかもしれません。しかし私はバイト派を否定しているつもりはありません。
この記事を読んでみて1日のスケジュールや勉強面、サークルと比較した魅力などをよく吟味した上でバイトに取り組む分には問題ありません。
大学生活はあっという間に過ぎていきます。皆様が何かに熱中した生活を送り、充実した大学生活になることを祈ります。