無料で楽しめるゲーム「ヘビの命」、逆転裁判ファン必見

無料で楽しめるゲーム「ヘビの命」、逆転裁判ファン必見

「ヘビの命」と呼ばれるRPGアツマールに収録されていて、現在はスマホで無料プレイできるゲームをご存じでしょうか。

「ヘビの命」をApp Storeで (apple.com)

ゲーム実況者の牛沢さんがプレイしているので私含めそこで知った人は多いでしょうね。牛沢さんとのコラボグッズが発売されるなど、彼にとっての実況代表作の一つだと思います。

当然知らない人も多数いると思いますがこのゲーム、「無料でプレイしちゃっていいの!?」と感じるくらい、面白いしよく出来たゲームです!特に

・バカゲーっぽい雰囲気とプレイヤーが思わずフフッと笑いたくなってしまうような台詞回し

・練られたゲームシステムとミステリーとしての出来の良さ

といった点から逆転裁判シリーズ好きの人は高確率で満足できるのではないかと思います。

この隠れ名ゲームを少しでも多くの人に知ってもらうべく、記事を作成していきます。

独自のゲームシステム

逆転裁判に限らずとも大体のアドベンチャー・推理ゲームは「発言の中から矛盾する発言を見つけ、アイテムや発言などで反論する」というシステムになっています。そのため本来であればそこまで独自のゲームシステムを入れ込む余地はありません。

しかしヘビの命は少し違います。HP・攻撃力をはじめステータスの概念が自由行動パートでも推理パートでも存在感を放っています。

「レベルを上げてステータスを高めていく」というゲームシステムのため、アドベンチャーゲームでありながらRPGっぽい要素を含んでいるという中々独自性のあるシステムとなっています。ステータスはプレイヤーが自由に上げたい物を選べるので周回プレイしたくなる仕組みなのも良いですね。

自由行動時は食欲回復できるトイレにいつ行くか、どのように行動すると少ないダメージで効率良くお金などを集められるかなど結構頭を使う場面が出てきます。

推理パートでも「腕力が○以上で選択可能」みたいな選択肢があったりします。そのためHP全振りが推奨されているゲームバランスではありますが、ついつい色々上げてみたくなってしまいます。

また、このステータスが推理内容面でも大きな鍵を握ることとなります。「HPが満タンの状態から一撃死したから攻撃力がいくつの○○が怪しい」「この武器は攻撃力がいくつだから装備すれば○○も犯行可能になる」といった他ゲームでは見かけないような推理要素が含まれます。

システムをストーリーに絡めているのが上手いし、他のアドベンチャーゲームと違う内容を作ろうという意識を感じられるのが好印象です。

“バカゲー”っぽい雰囲気と考え抜かれた発言の面白さ

本作はとにかくバカゲーっぽいです(褒めています)。逆転裁判シリーズも「おいおい」と突っ込みたくなるような発言・展開が多いですが、ヘビの命は個人的にそれ以上だと思います。

登場キャラ達が多用する「○○だよ!」という口調や「どう最近?」など最早普通に喋るだけでもクスッときてしまうのはずるいですw

そしてプレイヤーが選べる選択肢も笑える物が多いです。牛沢さんもダメージ覚悟で色々なおふざけ選択肢を選んでいましたね。というかマジで牛沢さんとの相性が良すぎるゲームなんですよね。キャラクターの絶妙な口の悪さが特にw

間違った選択肢やおふざけ選択肢を選んだ際のキャラの反応・ツッコミがいちいち秀逸なんですよね、このゲーム。特にミミズのキレキレ正論ツッコミは人気が高いです。

この点も逆裁好き向けと言えると思います。逆裁でわざと間違った選択肢を選びたくなる人、多いと思いますし。

あと既プレイ者は分かると思うのですが、ヘビが上手いこと言ったときに正面向くグラフィックになるじゃないですか。あれ地味に笑っちゃうので好きですw「誰が上手いこと言えと」と突っ込みたくなるやつですね。

台詞・テキストの魅力に関しては私がブログでぐだぐだ語るよりも実際に少しプレイしてみるか、実況動画を1,2パートほど見るのが早いかと思われます。少し触れればMIDORIKAWAさん特有の味のある台詞回しにハマること間違いなしです。

推理ゲームとしても魅力的

テキストの面白さを保ちつつも、推理ゲームとして結構しっかりとした出来なのが評価ポイントだと思います。

所謂”ミスリード”も何回か登場します(余談ですが、ミスリードにハマった際の演出がちょっと怖いのでホラー苦手な人は一応注意。そこまで気にするものでもないですが)。

あとシナリオの内容そのものとは関係ないですが、プレイヤーに伝わるように状況によっては図解が登場するなど作者のさりげない心遣いもありがたいです。

何よりこのゲームのストーリー面における最大の評価ポイントは伏線の張り方だと思いました。最初の方の、あのしょーもない下りがまさか伏線になるとは…作者にまんまとはめられましたね、めちゃくちゃ感心しました。

ゲーム難易度も簡単!という感じではないですが、分かりやすい選択肢も多かったりで丁度良いです。推理ゲームをプレイしたことある人ならば問題無くプレイできるはずです。

なのでアドベンチャーゲーム・推理ゲームに慣れていない人でも大丈夫。私がミステリー好きになったきっかけの一つにこのゲームがあります。そのくらい魅力的です。

ハードモードがあるのが素晴らしい

このゲームは難易度が上がるハードモードが用意されています。より本格的な推理を求められたり、時には一発ゲームオーバーの選択肢があったり。

ハードモードがあること自体はゲームにおいて珍しいことではないですが、ヘビの命はとにかく練り込まれようが凄いです!

ネタバレしない範囲で解説しますとハードモードでは登場人物が増えるのですが、その影響で序盤からガッツリとストーリーが変化します。ノーマルモードとは被害者や容疑者が異なる展開になる場面が登場します。

ストーリーが変化する影響でネタキャラ化するキャラもいたりでノーマルモードとは違う印象を抱きながらプレイできるので飽きずにプレイできます。黒幕も序盤からヘビ探偵と敵対しますし。

ハードモードは2周目プレイを前提にしている台詞回しが多いので、元々メタ発言多めのゲームですがメタ要素に更に磨きがかかっています。プレイヤー側としてはニヤニヤが止まりませんw

そしてエンディングもガッツリと変化します。ラストについては正直ご都合主義感は否めませんが、まあこれはこれで。一応筋は通っているのでこれで「納得いかない!」とはそんなにならないと思います。

何よりノーマルモードが消化不良感あったのでハードモードのエンディングでようやくさっぱりした感じです。個人的な感想としては、登場人物が増えた意味がちゃんとある結末になっているのが良かったなと思いました。

まとめ

アドベンチャーゲーム「ヘビの命」についてどのようなゲームなのか、どのような点が魅力なのかなどを簡潔にですが解説しました。

このゲームに関しては私が色々言うよりも、実際にプレイしてみて自分に合うかどうかを試してみるのが早いと思います!何せ無料ですし。

というかこのゲーム、本当に無料でプレイして良いんですか?そのくらい一つのゲームとしてしっかりしているし、面白いし、ゲームシステムも凝っています。App Storeの評価も200件近くあって4.8という高い評価をされています。

タイトルには「逆裁好き必見」と書きましたが、それ以外にも育成の自由度が高いゲームがしたい、とにかくテキストが面白いゲームをしたい、意外な点で伏線を張ってくるゲームをしたいなど様々なプレイヤーにおすすめです。皆さんもプレイしてみてはいかがでしょうか?

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