なぜスマホゲームはコンシューマーゲームほど惹かれないのか
皆さんは”ゲーム”と言われたら何を思い浮かべるでしょうか。一昔前ならスーパーマリオ、ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジーなどの名前が挙がることが多かったのではないでしょうか。
しかし今や時代はスマホゲー。そのようなゲームよりもパズドラやモンストなどの方が馴染み深いという人も多いでしょう。
スマホゲームは確かに通勤中に気軽にプレイしやすいですし、遊びやすい物が多いし人気が出るのは充分理解できます。
しかし、私は昔からなぜか「スマホゲームはコンシューマーゲームには及ばない」だとか「スマホゲームに安易に食いつきたくない」だとかマイナスイメージが先行してしまっています。
なぜ私はコンシューマーゲームの方が良いと考えているのだろう?と冷静に考えてみたくなったため、今回の記事を作成しました。
ゲームはスマホゲームくらいしかプレイしたことがないという人は是非この機会にコンシューマーゲームの魅力を知って、プレイしていただけると幸いです。
「課金が当たり前」みたいな風潮が嫌
私は以前ツムツムの記事でも書いたとおり、「課金しない主義」です。
ツムツムで課金する理由って何? – ルルアリーのお気楽ブログ (mypaselife.com)
そういえばぷよぷよシリーズにおいてもぷよテト辺りからDLCコンテンツが導入され始めて嫌悪感を抱いたのを思い出しました…
ツムツムが課金の必要性が薄いゲームだからというのは当然ありますが、多分他のスマホゲームをプレイしても課金はしないと思います。
楽しむためにプレイしているのにお金を使うというのがアホらしいし、たかが1ゲームにお金を使うという価値観がいまいち理解できません。あと課金するとそのゲーム会社の思う壺にはまっている感じがして正直嫌なんですよね。
私はどちらかというとなるべくお金は実物に使いたいと思う派なのでそれも理由として大きい気がします。なので私はDVDはTSUTAYAで借りるのではなく、ちゃんと購入することが殆どです。
スマホゲームは総じて単純ゲー
皆さんも分かっているかと思いますが、スマホゲームはとてもシンプルな内容のゲームが多いです。
まあ少し考えてみればシンプルになりやすいのは当然のことだと分かりますけどね。普通ゲームといえば十字ボタンやらなんやらで色々入力するためのボタンがありますが、それに対しスマホはボタンがないのでタッチするかスライドするくらいしか出来ることがないです。
それに「スマホで遊ぶ=隙間時間で遊ぶ」という認識が強いのは世間一般的に見てもそうでしょう。なので手の込んだゲームよりはシンプルな操作でできるゲームを作って隙間時間で遊んで貰えるようなゲームにしたいと考える訳です。
でもそれ故にスマホゲームはハッキリ言って数回プレイしたら飽きるものが非常に多いです。確かに私はツムツムが大好きで毎日欠かさずにプレイしていますが、ツムツムだってルール自体は誰でも理解できるものだからすぐプレイをやめる人の方が多いのは事実です。
スマホゲームが好きな人ってゲームそのものが好きという人も勿論いるのでしょうけれど、そのゲームの話題に付いていきたい、ゲーム仲間を作りたいといった一種のツールとして用いている人も割合としては少なくないはずです。
色々考えてみて、私自身がそもそも「昔の物を最大限大切にし、流行りの物にすぐには飛びつかない」という性格故に栄枯盛衰の激しいスマホゲームを好きになれないのかなと感じました。コンシューマーゲームは相当昔のゲームであっても”レトロゲー”なんて言われてじっくりと愛されている印象です。
何よりスマホゲームはサービス終了のリスクがありますからねえ…学生時代のテキストやノートを中々捨てられない私のような人物にとって「二度と遊べなくなるかもしれないゲーム」にハマってしまうのは正直とても怖いです。コンシューマーゲームのいつでも遊べる安心感が身に染みます。
どんどんアプデしていくスマホゲーム。それは良いことなのか?
課金要素と並ぶ、スマホゲームにおけるコンシューマーゲームとの決定的な違いはアプデによりどんどんと要素が追加されていくという点でしょう。
これは一見とても良いことに見えます。プレイヤーからの意見を受けて内容を改善することもあるでしょうし、次々と新しい要素が追加されていくことによりわくわく感を保ちつつプレイすることができます。
しかし裏を返せばスマホゲームって「一旦この状態で出してみて、後はプレイヤーからの評判を見て判断してみよう」というちょっとダサいスタイルなんですよ。
何というか「これはこういうゲームだ」という自我を感じられなくて、そこがいまいち好きになれないです。その反面コンシューマーゲームはアプデなどが基本的にない分、一つのゲームとしてしっかりと完成された状態でプレイヤーにお見せする。
「完成形」で出すか「未完成」で出すか。ゲームから受ける印象としてこの差は大きいです。
また、先ほど「栄枯盛衰の激しいスマホゲーム」と述べましたが、そのように感じる理由の一つとして「久々にプレイするしようという気になれない」という点が挙げられます。
私はドラクエ10で初めてオンラインゲームに触れたのですが、2~3ヶ月プレイして数ヶ月プレイをやめてまた再開して…というスタイルを繰り返していたため、どんどん未知のクエストやらコンテンツやらが追加されていき、とっつきにくさが日に日に増していきました。
もっと放置していたらそれこそ浦島太郎状態になりますね。
これと同様のことがスマホゲームにも言えます。ドラクエ10も結局バージョン2が出た段階で「もうキリがないじゃん、このゲーム」と思い始めて殆どプレイしなくなりました。
今までのドラクエ記事で何度か述べていますが、キリの良いタイミング(原則エンディング)で後味良くプレイを終わらせたい性格なので終わりどきがなくだらだらと進めるタイプのゲームは苦手です。
新しい要素が追加されていくのは確かに楽しいけれど、完成形が見えないとこんなに気持ちがムズムズするものなんだなとスマホゲームをプレイしていると感じますね。
スマホだと”ゲーム”という気になれない
これも個人的な意見にはなりますが、スマホでプレイしているといまいちゲームをしているという気になれません。
スマホってそれこそ日常的に使っているものだし、アプリをサッと立ち上げるだけでプレイできてしまうというのは何というか気軽さゆえにゲーム世界に没入することが出来ません。
実際皆さんもスマホでゲームしている最中にLINEメッセージが来たりしたら嫌じゃないですか。それにただでさえよく使うスマホの容量を圧迫したりバッテリーの劣化を早めてしまうというのが考え物。
旅行などでしばらく充電出来ないときはどうしてもプレイを躊躇ってしまいますね。モバイルバッテリーを持てば済む話ですけれど、ガンガンバッテリー残量が減っていく様を見るのはあまり良い気分ではありません。
コンシューマーゲームは確かに立ち上げるのはちょっと面倒臭いかもしれませんが、内容自体も本格的だし、邪魔もないしでリフレッシュできる環境がしっかりと整っていますね。
第一スマホゲームってライフ制のゲームばかりですし。そのせいで1回数分のプレイを数回やって終わるのでゲーム熱が高まりません。遊びたい時に何時間も遊べるコンシューマーゲームの方がゲーム世界に没入できるのは当然ですね。
まとめ
私がコンシューマーゲームを愛し、スマホゲームよりも良いと感じる点について述べていきました。
やはり基本無料で誰でも遊べるスマホゲームと、ゲームハードとソフト両方揃えてようやく遊べるコンシューマーゲームでは、そのゲームに込められた情熱が違うなと実感しました。
「世の中はスマホゲーム」と言われようが、コンシューマーゲームが減ってこようが、私のような人物が一定数いるはずですので今後もコンシューマーゲームを積極的に開発していく会社を応援していきたいと思います。
コンシューマーゲームにあまり触れてこなかった方はこの記事を読んで魅力が伝わったでしょうか?これを機にプレイしてみようと思えたならば私としても嬉しいです。