ディズニーランド・シーにおける絶叫系の比較とどのような順番で乗るべきかについて
「ディズニーランドやディズニーシーで絶叫系のチャレンジしてみたいけれど怖い…」という人、いるのではないでしょうか。私は幼い頃にガジェットのゴーコースターやフランダーのフライングフィッシュコースター(どちらも時速35km/hくらいの子供向けコースター)にすらビビりまくったことがきっかけで長らく絶叫系を封印していた女です。
ですが「今乗ったらきっと大丈夫!」という謎の自信により中学から高校にかけて色々な絶叫系にチャレンジした結果、絶叫系大好き女になりました。2回ほど富士急ハイランドのFUJIYAMAにも乗りましたが、富士山が見える絶好の景色や長い乗車時間といった圧倒的な爽快感に一気に虜になりました!ディズニーにもこんなコースターがあればいいのに!(笑)
さて、そんな私といつも一緒に行く知り合い、そしてネットでの評価などを参考にしてディズニーリゾートにある絶叫系の比較を記していきたいと思います!
目次
まず慣れていない人は素直にガジェットのゴーコースターやフランダーのフライングフィッシュコースターから始めるべき
子供向けだからと恥ずかしくなるかもしれませんが、絶叫系に乗ったことがないならちゃんとこれらから乗り始めるべきです。何だかんだ大人も結構乗っているので周りの目を気にしなくて大丈夫です。
ガジェットとフランダー、このコースターについてはどちらも五十歩百歩。乗車時間も速度も同じくらいなのでどちらかだけでも構いません。
ただフランダーの方は待ち時間が長い印象がある(というかマーメイドラグーンにあるアトラクション全般が微妙に待ち時間長いイメージ)ので私はガジェットの方を勧めます。
絶叫系として最低限の上昇、下降、旋回があるのでお試しとしては丁度良いです。乗車時間も1分と短いので怖くなる前には終わるのではないかと。
あと、これらのアトラクションのいいところは他の絶叫系と比べて待ち時間が短いので何度も乗ることにより絶叫系の練習がしやすいところだと思います。できれば両手を離して乗ることができるくらいまで練習しておくと良いですね。
インディ・ジョーンズ・アドベンチャーは絶叫系にも入らないと思う
インディ・ジョーンズ・アドベンチャーは117cmの身長制限があるし、あまり詳しくない人だとコースター系なのかな?と思ってしまうかもしれませんが、正直絶叫系にすら入らないと思います。
というか1番怖いとされているタワーオブテラーの身長制限が102cmな時点であまり身長制限ってアテにならないです。恐らくですけどシーの絶叫系の中でタワテラだけ身長制限が低いのって乗り場自体が大きなエレベーターみたいになっていて、乗り物の外に出てしまう危険性が無いからだと思います。
インディはスピードがたった23 km/hしかないです。ただ上下左右の揺れが割と激しいのと視覚的な演出により速く見えるようです。私からしたらそれでも大した事無いのですが、乗り物酔いしやすい人は少し注意した方が良いかもしれません。
あと、最大落差は5mであり、これはカリブの海賊の最初の落下と同程度なので気にしなくて良いです。何なら真っ暗な分、カリブの海賊の落下の方が個人的には怖いですね。
もしどうしても落差が気になるなら先にカリブに乗って練習しておけばよろしいかと。カリブは回転率が優秀なので混雑日でも長時間待たずに乗れます。
このようにインディは絶叫系の足下にも及びません。下手したら小規模だけどちゃんとコースターなガジェット、フランダー以下かもしれません。
3大マウンテンの入門的存在であるビッグサンダー・マウンテン
絶叫系苦手な人にディズニーの絶叫系を勧める場合、大体ビッグサンダーになる印象があります。かく言う私もそうです。
その理由はビッグサンダーは最高速度が45km/hと比較的遅めなのと、高低差が少ないので浮遊感を殆ど感じないためです。少し洞窟っぽくなっている部分があるので先が見にくい箇所もありますが、基本的には外を駆け回るのでルートも分かりやすいです。
ただカーブがかなり多くて強い遠心力がかかるので酔いやすい人は一応注意しておいた方が良いかもしれません。とはいえ景色を見渡しながら乗ることが出来るし、速度も遅いのでそこまで酔わないとは思います。むしろドライブのようで爽快な気分になります!
もしスペースマウンテンやレイジングスピリッツに乗ろうと考えている場合はビッグサンダーで全然酔わない、そして楽しさを感じられるようになってからにしましょう。そういう意味ではある意味絶叫系の基礎とも言えるアトラクションですね。
あとあまり絶叫系に詳しく無い人もいると思うのでお話しておきますが、この手の「ゆっくり上っていってから落ちていく」タイプのコースターの場合は1番後ろに座ると1番スピードを感じます。特にビッグサンダーは1車両につき15列もあるのでその影響が大きいです。
もし不安ならばキャストの人に相談して前の方に座らせてもらいましょう。
浮遊感が苦手な人には関門となりやすいスプラッシュ・マウンテン
ランドの中では 62 km/hと最も最高速度が高いことに加えて、16mもの落差を持つことから3大マウンテンで1番苦手とする人が多い印象です。
あと乗ったことないと多分知らないと思いますが、最後に来るあの有名な落下以外にもあと3回落ちます。もちろん1番怖いのは最後の落下ですが。
確かにスペックだけ見たら中々怖そうな感じがしますが、ずっと速いわけではなく、言ってしまえば一発芸型のアトラクションです。そのため、
ずっとハイスピードだから絶叫系好きじゃない…
という人ならスプラッシュは結構楽しめると思います。実際、「3大マウンテンの中でスプラッシュが1番怖くないし楽しい」という人もいます。
逆に浮遊感が苦手だったり、高所恐怖症だったりという人にはかなりの関門になります。そういう人はスプラッシュは一旦パスして、スペースマウンテンやレイジングスピリッツから挑戦してみることをオススメします。
酔いやすさはトップクラスのスペース・マウンテン
スペースマウンテンについてですが、コースターとしてのスペック自体はビッグサンダーに似ています。最高速度は50km/hと近い値だし、落差は5mとカリブやインディと同じ値で殆ど落下しません。
ただスペースの特徴かつビッグサンダーとの最大の違いはやはり暗いのでレールが全然見えないという点です。あとビッグサンダーも大概ですが、スペースはとにかくカーブしまくるので遠心力がエグいです。
あとあまり着目されませんが、スペースは1度スピードが出始めたら終わるまでずっとそのスピードを維持します。乗車時間をネットとかで調べるとビッグサンダーと同程度か、それよりも少ない値が出ますがこの仕様により絶叫系が苦手だとスペースの方がキツいです。
以上のような様々な特性があることにより、非常に酔いやすいです。3大マウンテンのうちスペースだけは強い苦手意識を持っているという人を見たことがあるので、私の中ではスペースは上級者向けの印象があります。
因みにスペースとスプラッシュを比較すると
・どこを走るか分からない
↔落下するタイミングが明確
・カーブが多い
↔カーブ皆無
・落差はたった5m
↔落差は16m(ランドで最高の数値)
・最初から最後までスピードキレキレ
↔基本ゆっくりで落下するときだけハイスピード
・近未来的な世界観が神秘的でかっこいい
↔小動物中心の世界観がほのぼのしていて可愛い
などなど、色々対称的な部分が多いです。ただスプラッシュが苦手な人はスペースなら楽しめるという人が結構多いのでスプラッシュが乗れなかったからと絶叫系チャレンジの道を諦めずに是非スペースを試して欲しいと思います。
見かけはヤバそうだが見かけよりは怖くないレイジングスピリッツ
360度回転ループが売りのコースター、レイジングスピリッツは絶叫系が苦手だと大体の人がこんな印象を抱くと思います。
あの1回転するやつに乗るの!?ムリムリ!
私も初めて乗るときこんな感じだったのを思い出しました。ただ実際に乗ってみると意外とそこまで怖くないです。多少気持ち悪くなることはあっても酔うほどではないですね。
360度の円がそこまで大きくないため1,2秒で終わる上、回転するときに蒸気が大量に出るおかげであまり回転しているという実感がないまま終わるためです。
それ以外のコースターのスペックとしては最高速度は60km/hと結構速いです。落差はビッグサンダーと同程度。カーブはあるにはあるものの、ビッグサンダーやスペースみたいなエグいカーブが連発するわけではないのでその点では安心できます。
また、乗車時間も1分半(登る時間含む)と短い点や屋外コースターなのでどこを走るかが見えやすいといった点も相まって総合的に見ると絶叫系の中では比較的初心者向けと言えます。
ビッグサンダーを充分に楽しむことが出来るならば乗れる可能性が高いです。むしろこの見かけの怖いイメージを取り払って乗る勇気が沸くかどうかが1番関門になる印象です。
リゾート最高速度を誇るアトラクションのセンター・オブ・ジ・アース
センターは最高速度75km/hとディズニーランド・シーの中で最も速い乗り物です。そして落差もスプラッシュより更に大きい20mです。長時間並んでいたことが吹き飛ぶくらい爽快で私はシーの中で1番好きなアトラクションなのですが、スプラッシュが苦手な人は乗らない方が賢明でしょう。
最後の落下以外はゆっくり進む一発芸型です。スプラッシュは道中で何回か落下しますがセンターは最後だけです。
また、大きな特徴と言えるのが上昇する際もハイスピードという点です。そのため初めて乗るといきなりとんでもないスピードを目の当たりにして相当な不意打ちになります。コースター特有の登るドキドキはないけれど、心の準備が出来ないまま落下するとなると絶叫系が苦手だと相当しんどくなるはずです。
不安ならYoutubeとかでどの辺りから加速し始めるのかチェックしておくことをオススメします。
スプラッシュが楽しめる人はセンターも楽しめる可能性が高いので最高速度という名目にビビらずに是非乗って欲しいなと思います。冒険感あふれる世界観、神秘的な光景、落下前の加速、一瞬見えるシーの景色などスプラッシュとはまた違う魅力がたくさん詰まっています!
絶叫系のラスボス、タワー・オブ・テラー
「ディズニーリゾートの絶叫系で1番怖いのは何?」と聞くと、十中八九「タワー・オブ・テラー」と返ってくるイメージです。ただ私は散々周囲の人から怖いと言われまくったせいか、ビビりながら乗ったらあっという間に終わって言われているほどではないな、と感じたりもしましたが…
もうこの頃には私は相当な絶叫系大好き女になっていたので私の感想は気にしなくて大丈夫です。
わざわざ説明するまでもないとは思いますが、タワテラはリゾートで唯一のフリーフォール型アトラクションです。要するに他と違って垂直落下なんですよね。
そして気になる落差はというと何と38m!これは断トツの値です。一発芸型アトラクションのセンター(20m)やスプラッシュ(16m)と比べてもいかに落ちるかがよく分かります。しかもタワテラは計3回の落下ですからね。タワテラを楽しむにはセンターやスプラッシュを余裕で楽しめることが前提になると思います。
まあセンターやスプラッシュが大好きでもタワテラは苦手、という人もいるので何とも言えないですが…あとスペース同様酔いやすいのでその点も注意が必要です。
ただ幸いと言うべきか、景色が見えるのは落ちる前の一瞬だけなので高所恐怖症の人はそこまでビビらないはずです。どのくらい落ちているのかが分かりにくい上、乗車時間が2分と短いため上述した「思ったほど怖くなかった」というのはこの辺りが原因ではないかと考えています。
ただそんな私でも落下回数が大幅に増える期間限定イベント・アンリミテッドはめちゃくちゃ面白かったです。同じ乗車時間でここまで変わるものかと感動しました。どうせタワテラ乗る人って絶叫系に強い耐性がある人しかいないだろうしずっとこのバージョンでいいよとすら思ったり。
ちょっと話がずれてしまいましたがまあ簡潔にまとめるとタワテラ乗れるなら、
おめでとう!君はディズニーの絶叫系全部乗れるよ!
ということです。
まとめ
ディズニーランド・シーにある絶叫系のスペックや特徴、どのような人にオススメなのかといった情報をまとめました。絶叫系は必ず乗れないといけないわけではないですが、1つ2つでも乗れるものを増やすとまたパークの楽しさが一回り以上増すのではないかと思います!私の記事を読んでみて気になった方は是非挑戦してみてください!