誕生日以外で便利なパスワードにしたい場合どうするか
「4桁の数値でパスワードを作ってね」と言われたら、皆様はどのような数値にしますか?
1番あるあるなのは誕生日でしょうね。でも気が付いているとは思いますが、誕生日だとセキュリティーが弱いです。クレジットカードやキャッシュカードだと誕生日はパスワードとして使用できないとされるときすらあります。
でも覚えられる数値じゃないと忘れるし…
このジレンマに陥る人、かなり多いと思います。私もパスワードの際の数値はどうするべきなのか、最近考えるようになりました。
そこでどのような数値が良いのか、パスワードの際の注意点といったものをこの記事で記していきたいと思います!
皆様のお役に立てれば幸いです。
目次
オススメしにくいパスワード
他の人の誕生日→物・状況による
割とよくあるのは親や恋人、伴侶といった馴染み深い人物の誕生日を入力するというものです。
これについては一概に悪いわけではないけれど、セキュリティーとしては微妙かなと思います。
他人とはいえ、所詮誕生日なのでその時点で1桁目が0か1に限定されてしまいますからね。もし総当たりでやる人がいた場合、かなり早い段階で解錠されることになります。
(ハッカーの人の気持ちなんて知らないし、そもそも知りたくもないですが、恐らく0とか早い番号の数値だと早く解錠されるのではないでしょうか?)
但し他人の誕生日は必ずしもダメというわけではありません。例えばもし財布と携帯をどこかに落としたとします。携帯のロックを解除しようとする場合、その人はまず財布の学生証や免許証などの情報からあなたの誕生日・住所などを試そうとする可能性が高いです。
それに対し他人の誕生日というのは財布の中には全く情報が入っていません。そのため解除率が大幅に下がります。
見知らぬ人がいじる可能性があるロッカーや自転車の鍵などでは微妙だけど、ある程度自分の情報を知っている人(=他の人の情報は入っていない)がいじる可能性のあるロッカーとかでは「他の人の誕生日」は中々使えるのではないでしょうか。
他人の誕生日を使うなら親か兄弟がベター
親か兄弟が良い理由としては、不変の関係であるからです。
こんなことを言うのもアレですが、恋人や伴侶といったものは、別れたり離婚する可能性があるので微妙だと感じています。同様に結婚記念日をパスワードにするのも不安定なのでオススメしません。
絶対に離婚しないもん!
と思うかもしれませんが、そう思っている人ほど離婚した際にショックは大きいですし、パスワードが虚しくなります。
自分に非がなくても相手側に非があって別れるパターンもあるので、別れない自信があったとしても可能性は常にあります。まあ一生使っても恥ずかしくないという人ならご自由に伴侶の誕生日や結婚記念日をパスワードにしたら良いと思います。
郵便番号や住所も微妙
郵便番号や住所といった情報も、個人情報を入力する際に大体書くのでセキュリティーは低い方でしょう。
これらをオススメしない理由としては、引っ越ししたら変わるという点です。先ほどの恋人や伴侶の話と少し被りますが。
セキュリティーはさして高くない挙句、将来変わるかもしれない数値を覚えるというのは個人的にはあまりコスパがよろしくないように感じてしまいます。
敢えて古い住所の情報をパスワードにすると良いのでは?
と感じるかもしれません。いつの住所の物のパスワードかしっかり覚えられれば使っても良いでしょう。ちょっと面倒くさいですが。
オススメしやすいパスワード
携帯番号や免許証の番号→オススメ
携帯電話の番号や免許証の番号の数値を使うのは、「基本的に変化なし」かつ「ありきたりな誕生日ではない」という点でオススメできます。
携帯電話の番号を途中で変えた場合は住所同様、古いものを使うという手もあります。古いものは忘れやすいのでちゃんと覚えられる場合のみ利用しましょう。
免許証はともかく携帯電話の番号は個人情報を知っている人だと怪しまれる可能性がありますが、その場合は真ん中4桁など分かりにくい部分にすれば比較的解除しにくくなるはずです。
ただこの方法をオススメできるのは、このパターンが誕生日並みに定番化しなければ、という条件付きですが。
もし誕生日関連にしたいのであれば
「自分の誕生日じゃないとちょっと気持ち悪い」という人がいるかもしれません。そこで個人的に思いついたアイデアとしては、誕生日を逆さから読むという方法です。
例えば誕生日が2月3日の場合、0203→3020となります。
この方法ならば上述した「誕生日だと1桁目が0か1になる」という難点も、かなりの確率で解決できるので悪くない方法だと思います。
和暦+誕生月もオススメ
結構オススメできるのは、和暦+誕生月です。例えば昭和60年7月生まれならば「6007」といった感じです。覚えやすい上にセキュリティーも高めです。結構「○○年って和暦だと何年になるんだ?」となりやすいので。
平成7年生まれとか一桁だと結局最初に0が付いてしまうため、不安なのであればその場合は西暦の下2桁の数値にすると良いでしょう。平成7年(1995年)生まれ9月生まれならば「9509」といった風に。
もし誕生日が9月5日といったようにどちらも1桁なのであれば、「和暦+月+日」を4桁に収めることができるのでこのパターンもオススメです。
この方法の欠点としては、誕生日がばれている場合だと行き着く可能性があるという点でしょうか。特に免許証とかは和暦も書いてありますし、
月日じゃないってことは和暦+月か?
となる可能性もあるわけです。「他の人の誕生日」とは真逆で、見知らぬ人がいじる可能性があるロッカーや自転車の鍵のパスワードとしてオススメできます。見知らぬ人はその持ち主が何年に生まれたとか知ったこっちゃないので解錠率が大きく下がるでしょう。
自分の”推し”の和暦+誕生日
「推し」と言われてぴんと来やすいのは、好きな芸能人やアイドルなどだと思います。別に人物でなくても構いません。自分の好きなキャラクターの誕生日であるとか、何なら自分の好きなゲーム・映画などが発売・公開された日にちでも良いでしょう。
ただこの方法を用いる場合はその推しに熱中している期間が充分に長い(5年くらい?)ものでないと、パスワードをすぐに忘れてしまうリスクがあるので注意しましょう。
好きな言葉の語呂合わせ
4649で「よろしく」、2983で「肉屋さん」、8110で「バイト」など。何か好きな言葉があるならばこの語呂合わせ戦法はかなりオススメできますが。
その言葉が好きな期間が相応に長くないとパスワードとして不適切なのは「”推し”の和暦+誕生日」と同様です。
まとめ
「どのようなパスワードにするのが覚えやすくてセキュリティーも高いのか」という点を重視して、今回は記事をまとめました。
もしどのようなパスワードにするのが良いか悩んでいる方がいましたら、是非参考にしてください。個人的な意見も含んでいるので必ずしも優れているとは限りませんが、役に立つはずです。
今まで誕生日をパスワードにしていた人は、これを機に脱誕生日デビューしましょう!