学生生活を充実させる文化部の魅力

学生生活を充実させる文化部の魅力

学生生活と言えば部活動!という人は多いでしょう。

そこで人によって悩みとなるのは「運動部に入るか?文化部に入るか?」という点でしょう。

部活動というのは中学、高校共に学生生活の核となる大切な要素であり後悔のない選択が大切となります。

世間一般的には部活動=運動部という印象が強いと感じております。運動部は大会も多くで話題になりやすいし、クラスでもよく発言したり人気だったりと目立つ生徒が所属しているイメージなので無理もないでしょう。

しかし私の意見としましては、文化部に所属した方が後悔ない学生生活を送れる可能性は高いと考えています。少なくともスポーツが好き、と胸を張って言えない人の場合は確実に文化部に所属するべきです。

実際私は学生生活で一度も運動部に入っていませんが、運動部に入らなくて後悔したことは一度もありません。

私が文化部を勧める理由をこの記事で紹介していきたいと思います。

“部活漬け”にならないで済む

皆さんもお察しの通り、運動部よりも文化部の方が色々な意味で「緩い」です。

これは大切なことです。「部活動は学生生活の核になる」と書きましたが学校へ通う目的はあくまでも勉強であるということを忘れてはいけません。

部活動に関連した職業(スポーツ選手など)に就ける人は一部の限られた人だけです。それに対し勉強の出来は高校・大学という近い将来に直結する上にその進学先によって就ける職業も変わってきます。

他にも習い事があるという人や趣味を満喫したい人など、学生時代にやりたいことは沢山あります。

ですが運動部に所属してしまうと部活動によっては定休日がなかったり、当たり前のように土日練習があったり、途中で帰ることが許されなかったりします。そのため部活動を最優先としたスケジューリングになってしまいます。

文化部であれば部活動に積極的に打ち込んでも良し、塾や習い事のために早めに帰っても良しといった感じで自分なりの優先順位を組んで学生生活を送ることがしやすいです。

特に長期休暇の活動数の差は大きいです。文化部であれば家族旅行を筆頭にエンタメを充実した休暇を送ることもしやすく、学生生活の思い出の一つとなります。

ただし部活動によっては運動部並に大変な文化部もあるのでそこはあらかじめ事前情報を仕入れておきましょう。その代表格が吹奏楽部ですね。

緩い部活動だからといって積極的に活動するのがダメという訳ではないのですから、どのくらい部活動に打ち込むかを自分で決められるという意味で文化部はオススメです。

活動しやすい環境

文化部の圧倒的な強みとして、疲れにくいということが挙げられます。その理由としてはいくつかありますが、1番大きいのはエアコンが効いた部屋で活動できるということでしょう。

夏は涼しいし、冬は暖かい。冬は動いていたら自然と暖かくなるのでともかく、30度超えの日に激しい運動なんてしたらキツいです。熱中症等のリスクを踏まえると、運動部に所属するのは少し怖さを感じます。

他にも日焼けしたくない人にとっては文化部はオススメですし、体力を消耗しないので帰っても何もやる気にならなくてすぐに寝る、ということにならないというメリットもあります。

先ほどの部活漬けにならなくて済む、という点とも共通していますね。帰宅してからも勉強したりのんびり好きなことをしたりできる余力があるというのは充実した1日を送る上で大切です。

無闇に人と関わらなくても大丈夫

部活動の内容にもよりますが、文化部はあまり人と関わらずに活動できるのも特徴です。

運動部も陸上や水泳辺りであれば個人種目ですが、あとは大体チームワークが肝となる部活動ばかりです。私が一匹狼気質だからというのもありますが、人と関わるというのは色々な意味で疲れます。

活動の多さやエアコンがない環境といった運動部の疲れやすい要素に更に人との関わりが精神的ストレスとして溜まります。

それに対し文化部は個人個人の作業を黙々とこなしていく部活動が多く、私としても気楽でした。部活によっては顧問が「○○をやりなさい」といった指示すらなく自由気ままに活動できます。

フラーッと部室に寄って、活動したくなったら活動して、塾の小テストの勉強をして、内緒でスマホをいじって、特に誰にも挨拶せずに帰る。私の高校時代はこんな感じでした。

そのため文化部は体力的な面だけでなく、精神的な面でも続けやすいです。続けやすいということは途中で部活を抜けるといったケースにもなりにくく、所謂”学チカ”のアピール材料としても有効活用しやすいです。

「運動部の誘惑」に安易に流されるな

私が学生時代の頃、以下のような生徒をよく見かけました。

・「本当は○○部(文化系部活動)に入りたかったけれど、親から運動した方が良いと言われて運動部に入った」

・「本当は○○が好きだけど、友達が△△部に入る予定で自分も誘われたから△△部に入った」

2つ目の例に関しては運動部・文化部問わず見かけるケースですね。

私はこのように親や友達の影響をすぐ受けてコロッと気持ちが変わる人を見る度にバカだなあと思ってしまいます。

前提として部活動というのは自分が好きなこと・やりたいことをしたいという欲求を満たすためにその部活動に入り、同じ志を持つ人達が自然と集まってできる団体です。

なので部活動はとにかく自分がやりたいことを最優先に決めるべきです。苦手だとか、練習が辛いだとかは関係ありません。好きなことであれば頑張れるはずです。

実際自分が特にやりたいスポーツという訳でもないのに仲の良い友達が集まったからその勢いで入部し、程なくして幽霊部員になった人を見かけました。

その結果、同じ部活動の人と出会うと気まずくなるという宜しくない事態にも陥っていました。

第一友達なんて新しく作れば良いだけの話。皆さんも仲の良い友達と別のクラスになっても自分のクラスで新しい友達を作りますよね?それと一緒です。

特に運動部は所謂”陽キャ”が多いですから、友達や先輩もグイグイ誘ってきます。その際は冷静に「本当にそれは自分がやりたいことなのか?」と考えるようにしましょう。

帰宅部は勧めない

今までの文章からも分かるとは思いますが、私は部活動にガツガツ取り組むタイプの人間ではありません。しかし、じゃあ帰宅部で良いかと言うと私としてはあまりそれはオススメしません。

理由としては主に以下のような点が挙げられます。

1,印象に残らなくなる

帰宅部はとにかく印象に残りにくいです。それは同級生、先輩後輩、先生などあらゆる人からです。

部活動は先輩後輩と関わる貴重な機会なので、自分の存在を知られないまま卒業していくというのは寂しいものです。

私は地味な文化部に所属していましたが、それでも先輩後輩という普段関わらない人と話すのは新鮮で楽しかったです。

同級生や先輩後輩くらいならまだ良いのですが、先生の印象に残りにくいというのは評価的な面でマイナスになる可能性があります。

当然受験や就活でも「この人は部活動に入らなかったんだ」という目で見られてしまいます。何でも良いので部活動に入っておけばこの偏見はなくなります。

2,「学業以外に頑張ったこと」を作る必要がある

部活動に入らない場合、何か勉強以外に打ち込んだことがないと受験や就活は勿論のこと、将来的な成長・挑戦などを踏まえた上でも将来的に厳しくなります。

どんなに成績優秀であっても、強みがそれだけとなると人とのコミュニケーションが不安視されますし部活動に入っていないならそりゃあ勉強する時間は取れるよね、といった風潮にもなります。

部活動に入らない場合は習い事をしているとか、生徒会に入っているとか何かしらの理由や他に打ち込んだことが欲しいところです。

そうであれば帰宅部で全然良いと思っていますが、特に取り立てて特徴のない普通の人であれば素直に部活動に入った方が楽なのでは?と考えています。

3.遊ぶために帰宅部はNG

部活動に入っていない人を見ると羨ましいと感じてしまう人は少なからずいるでしょう。

そういう人は恐らく遊びにお出かけに行ったり家でだらだら過ごしたりといった風景を思い浮かべていると思います。

私もだらだら過ごすことは大好きなのでそうしたいという気持ちは分かりますが、ここで大事なのは遊ぶことは別に学生じゃなくてもできるよねという点です。

それに対し部活動はその学校に在籍している間しかできません。それに同級生と一緒に活動するというのも学校を卒業したらそう簡単にできるものではありません。

部活動に入らないというのは学生時代にしか経験できない思い出を一つ潰してしまっている訳です。そう聞くと勿体なく感じませんか?

以前、私がバイトよりもサークルの方が大切だという記事を書いたのも同じ理由です。働くことなんて社会人になったら嫌と言うほどやりますからね。

大学生はバイトのデメリットもよく確認するべき – ルルアリーのお気楽ブログ (mypaselife.com)

なので全力で打ち込まなくても部活動には入っておきましょう。文化部かつ自分の好きなことができる部活であればさほど苦にならずに続けられるはずです。

まとめ

文化部をオススメする理由を運動部や帰宅部のネックとなる点を踏まえて解説しました。

帰宅部の人よりは学校内で印象に残り、頑張っている様子が評価されやすい文化部。

運動部ほど肉体的にも精神的にもキツくなく、長期的に活動しやすい文化部。

こうして比較してみると文化部はある種両方の利点を活かすことができます。私がいかに文化部を勧めるかが分かったのではないでしょうか。

と言うわけでスポーツを3年間続けられるほど運動の愛着がない人は是非文化部に所属して気ままな放課後ライフを送りましょう!

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