学生時代の授業の好き嫌い理由を考えてみた~5教科編~

学生時代の授業の好き嫌い理由を考えてみた~5教科編~

学生時代の授業って「何故好きなのか」を言語化するのが難しいと常々感じています。

大人になった今となってはそんなことをする必要性もないと言えば無いのですが、それでもやっぱり自分なりのこだわりはあると思うし、この記事を書くにあたりしっかりと考えてみたいと思いました。

ただ私は基本的に文系科目が嫌いで理系科目が好きなので、文系が多そうな世の中においてあまり共感は得られないかもしれません。

もしこの記事を学生さんが読んでいる場合、面接時における好きな科目の受け答えも多少はしやすくなるのかなあと考えています。参考になれば幸いです。

思ったよりも記事が長くなりそうだったので今回の記事では5教科だけまとめることにします。

国語

小学生の頃から好きになれなかった科目。今でこそ読書が結構好きで長文に対する耐性も付いてきたけれど、昔は読書自体好きじゃなかったので文章を読むこと自体キツかったです。

テストの時、ただでさえ緊張しているというのに長い文章を読む集中力なんて持てる訳がありません。

まあ読書が好きになった今でも国語が好きになれそうかどうかというと正直微妙だと思います。読書って自分のペースで読めるし興味無い部分は飛ばし飛ばしで読めるけれど、国語の場合はそうもいかない。どんなに難しい内容やつまらない内容でもしっかり読まないといけません。

国語で出てくる説明文とかぶっちゃけ大体つまらない内容ですし…

国語嫌いの理由の殆どがこれなので漢字や文法を覚えたりとかは結構好きで、この辺りは楽しく勉強していました。

あと国語の入試やセンター試験って正直かなり運の要素が大きくないですか?学校のテストだと大抵授業で扱った文章をそのまま問題にしますけれど、入試は初めて見る文章を読んで、ぶっつけ本番で解かないといけない。

これがキツい。その内容がスッと理解出来るものなら点も伸びるし、その逆だと全然伸びない。この「どれだけ万全に準備しても本番にならないと分からない」要素が強い授業は、受験でメイン武器にするべきではない。

ただ国語って漢字以外にもスピーチとかもあるし、読解力も鍛えられるし何だかんだ大人になって1番役立つ科目な気がします。なので色々言いましたが得意ならそれに超したことはないと思います。

なのでまあ現代文は良いとして私がもっと嫌いなのは古文・漢文ですね。まず古典って他科目と比べて古臭くてダサくないですか?内容もシンプルに面白くないです。

歴史が好きな人であれば古文で描かれるお話も多分興味沸いてくるのでしょうけれど、理系人間にはそこがどうしても理解できずって感じです。

漢文はマジで地獄。古文自体嫌いだというのに、漢文は変換してようやく古文になり、そこから現代語訳に移るという脅威の二段階翻訳。

同級生の人達は「理系科目できるの凄い」って私に言ってきましたけれど、私からしたら文系科目、特に古典できる人の方が凄いですよ…

数学

好きな科目その1。高学年になるほど内容がどんどん難しくなっていくはずなのに、嫌いにならないどころかどんどん好きになっていったのだから間違いない。と言っても正直、好きな理由を上手に言語化できない。

1番理由として大きいのは「問題を解いていて楽しい」ということだとは思います。ひたすら暗記!って感じの科目が多い中、数学は自分で鉛筆を走らせて頑張って答えを導いていく感じが良い。

私は元々パズルとか謎解き、推理が好きなのでそういった頭の体操的な雰囲気が数学は似ているなあと感じます。

あと他科目、特に社会とかはテストの時、名前を覚えていなければもう終わりじゃないですか。それに対し数学はどんなに難しい問題でも頑張れば解ける可能性があるというのが魅力の一つだと思います。

私は社会人として正直失敗も多いしまだまだ未熟なのですが、数値とかデータ分析的な面では昔からよく褒められます。私の数学好きもこういった形で活きているのであれば良かったなと思います。

社会

好きか嫌いかが答えにくい教科です。テストでは(特に日本史は)とても良い点数を取ることができて得意なので勉強していて楽しいのですが、興味がある内容かどうかというと…

地理にせよ歴史にせよ馴染みが薄い分野なので興味が沸かないんですよね。歴史漫画が好きだとか、よく旅行に行くとかであれば興味持てるんでしょうけれど、私は特にそのような趣味がなかったです。

そういう意味では政治経済は現代にも通ずるという点で比較的馴染みやすい分野であり、それなりに面白かった記憶があります。ただ新聞やニュースをロクに見てこなかったので、それでも他の人ほどは関心はなかったと思います。

社会はしっかり勉強して覚えれば点数が取れる教科なので私は得意科目でしたが、数学はさらっと練習すれば充分な点数が取れるのでそれに比べるとコスパ悪いなあって感じです。

まあとりあえず国語よりは好きですね。国語は内容に興味ない上に勉強した分がテストにちゃんと結びついている感じがあまりしないので勉強する気がマジで起きない。

あと同じ歴史でも日本史は得意なのに対し、世界史は圧倒的に苦手でしたね。無機質なカタカナの人名覚えるのムズすぎ。改めて漢字ってどのような意味かが分かる良い言葉だなと実感しました。

あと日本ですら広いと感じる身にとって海外はあまりに広く、縁のない地域ばかりなのでどの国で起きた出来事なのかを理解するのも一苦労でした。

理科

好きな科目その2。好きな順で述べていくと化学>生物>物理かな。数学好きですけど物理はそんなにでもなかったりします。嫌いって訳ではないけれど、化学や生物の方が興味あります。

天文部に所属経験ありの宇宙・天体好きでもあるので地学も普通に好き。どの内容も面白いと感じるからシンプルに理科という科目が好きなんだろうなと思います。

理科は全体的に近未来っぽさがあってそこにロマンを感じますね。「そんなこと、実現できるの?」と思ってしまうようなことを実験で再現してしまう、ちょっとしたファンタジー要素が楽しいです。

理科は社会と比べて圧倒的に身近さがあると考えているのでそれもあって勉強が苦にならないですね。

実験は正直面倒臭いと思ってしまうときもありますが、それでもインプットだけでないアウトプットが明確にできる科目というのはやり応えがあって好きです。

生物・植物・天体といった自然をはじめ、人の身体の仕組みとか、料理とか、工作とか、何かしら理科の要素に触れることを皆さんしてきているはずなのでそれもあって好きになりやすい教科ではないか?と考えています。

実際理科って5教科の中でも非常にポテンシャルを秘めている科目だと思います。科学的な知識から分かった新しい発見とか、便利な道具の開発とかにも繋がっていくので色々な意味で凄い科目だと思います。

私は理系でしたが、実験を通して得た社会的能力はかなり大きいと思います。ミリ単位で計量する正確さ・注意力、3時間以上に及んで実験を行う体力、レポートを書く際に必要となる原因分析や文章力など。この辺りは社会に出てからも非常に大切です。

そのため内容的にも興味あるし、大人になってから役立つ様々な能力を身につけられるしで結構ポジティブ気分で受けられる授業です。そのためやはり理科は好きですね。

英語

これも好き嫌いが答えにくいです。英語も社会同様テストでは結構良い点数を取れるのですが、長文を読むのがしんどいという国語と共通した難点を抱えています。

この点に関しては国語とか英語とか関係なしに言語系科目の宿命と言えますが。どの言語科目も書くだけでなく、読んだり聞いたり話したりしてこそ身につくものですからね。

そしてただでさえ面倒な長文読解を、訳さないといけないという点で、私が国語の中でも特に嫌いな古典との共通点もあります。

英語嫌いの大半が長文読解なので単語、文法の授業は好きです。個人的に英語は結構覚えやすい教科だと思います。そんなに理不尽なルールはない印象です。実際、高校時代の文法の試験とかほぼ毎回95点以上取っていた記憶があります。

あ、あと忘れていましたがリスニングも苦手ですね。特に英検の時の馬鹿みたいに多いリスニング問題には本当に脳をフル回転しないといけなくて長文読解以上に疲れました。リスニングは見直すことができないのが最大の難関ポイントですよね。

英語は外国人と会話するときとか絶対便利だし、大切なのは分かるのですが興味がイマイチ沸かないですね。そもそも私が海外ドラマや海外のアーティストなどに興味がないのが原因の一つかもしれません。

それもあってか海外へ行ってみようとも思わないんですよね。唯一ディズニーランドであれば海外行ってみたいなとは思っているので海外ディズニーで不便なく楽しめる程度には鍛えたいなあとは感じていますw

英語が嫌な1番の理由は授業がとにかく面倒臭いってところですね。「2人1組ペアになって練習しましょう」とか「相手の喋った英語内容を訳しましょう」とか「英語のスピーチを作って発表しましょう」とかダルいのばっかり。

何かこうまとめてみると単に言語系の科目が好きじゃないんだろうなって感じがします。

まとめ

学生時代の科目の好き嫌いがどうだったかを思い出しながら何故好きなのか、嫌いなのかを自分なりに分析して書いてみました。

こうやってまとめてみると「長文を読むのが嫌い」「身近に感じる内容を扱う科目が好き」「古典とか歴史とか古臭い内容は興味ない」って感じになったと思います。

何となく文系選択の人って理系科目から逃げているみたいな消極理由の人が理系に比べて多いイメージなのですが、私としては文系科目の面白さが最後まで掴むことができなかったので文系科目に悪いイメージを持っていないという時点で良いと思いますよ。

逆に理系の面白さが分からないという人は、この記事を見ることによって以前より興味を持っていただけたら私としては嬉しいですね。

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